日帰りで「TESEの手術」を受ける方へ!手術当日の流れはこんな感じ!

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どうも!いっくんです!

私は「不妊治療のクリニック」で勤めていました。

「TESEの日帰り手術」を受けるのが不安な方へ!

手術当日の一連の流れを、分かりやすくまとめてみましたよ。

手術室に入ってからの流れや、どうやって手術が進行していくかなど。

現場でしか分からない内容をまとめたので、参考にして下さい!

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TESE(精巣内精子回収術)の当日はこんな流れ!

手術当日の流れがよく分からない方へ!

日帰りで「TESE」か「MD-TESE」を受けるとして・・・!

当日の流れがどうなるかって、めっちゃ気になりますよね?

事前のスタッフからの手術説明だけでは、正直ぜんぜん分からないし不安だと思います。

なので今回は、私が元スタッフの立場で簡単に説明していきますね。

当日受付して手術室へ

受付を済ませたら、しっかり本人確認をした上で手術室に入ってもらいます。

荷物を置いてもらったら、スタッフが口頭でいくつか質問をします。

そこで「手術前の体調など」を最終チェックしますよ!

それが済んだら、服を脱いでもらいます!

上は半そでを着てもらって、パンツは抜ぎます。靴下は着脱どちらでもOKです。

ここからずっと、下は裸の状態ですよ。

まあ手術部位の消毒が始るまでは、タオルで前は隠してもらってOKですけど。

ちなみに手術開始すると、長くて2~3時間はトイレに行けなくなるのでね。

手術準備の前に、しっかり「おしっこ」はしておきましょうね!

手術前の準備が始まります!

ベッドに横になって「血圧や体温」を測定します

服を脱いだら「手術台」の上に寝てもらいます。

そしてスタッフが、どんどん準備を進めていきますよ!

そして看護師から色々と質問を受けるはずです。

「今の体調はどうですか?」

「薬を使ってアレルギーとか出たことはありませんよね?」って感じでね。

そしてベッドに横になったら、バイタルを測定していきます!

「体温」と「血圧」を測って、コンディションを確認します。

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点滴を入れていきます

そして「点滴」を入れていきます!

点滴の中身は「生理食塩水」ですけど・・・

ここに「抗生物質」も入れて、感染症が起こらないように対策していきます。

あと、もし手術中に急変した時にはここから「薬品」を追加投入する事もできます。

まあそんなことはレア中のレアで、まず無い事ですけどね笑

剃毛(ていもう)していく!

次に、手術するところの「剃毛」をしていきます。

基本的にTESEって、一度に片側の精巣しか手術しないのでね。

事前にどちらの精巣をTESEするかは決まってますけど。

手術中に、予定とは反対側の精巣を開く可能性もあるので。

そういうことを考えて・・・

「陰嚢すべてと、その周りの毛」をシェーバーでスタッフが綺麗に剃りますよ。

しっかり剃らないと、手術する時に支障が出るのでね!

手術部位の消毒を受けます!

みなさん「ヨードチンキ」って見た事ありますよね?

茶色っぽい独特な臭いのする消毒剤です!

他に例えるなら、ガラガラうがいする時の「イソジン」がそれです。

昔は一般的にもポピュラーな消毒として使われていましたけど・・・

今では医療機関での消毒に使われています。

これって患者さんにとっても、アルコール消毒と違って痛みや刺激が少ないんですよ!

これを剃毛した後の手術部位を中心として・・・

「臍の下から太もも」まで、広範囲にイソジンで消毒していきますよ!

たっぷり塗り広げた後に、乾くまで待ちます。

乾くと「ひんやり冷たくなる」ので、寒かったらスタッフに言って空調を調節してもらいましょう!

手術前の最終準備!

手術は体調の変化をちゃんと確認しながら進むのでね。

腕には血圧計が巻かれていて、定期的に血圧が測定されるようになりますし・・・

指先にも器具を付けて「体内の酸素が足りてるか」をチェックします!

また、手術中には「電気メス」を使用していくのでね。

それを使う時に必要な「対極板」という板を「肩の下」に敷きますよ。

精索静脈瘤手術の流れはこんな感じ!

手術スタート!

いよいよ医師が手術室に入ってきて、最終チェックをしたあとに手術に入ります!

医師が「帽子」と「マスク」を装着して・・・

ここから先、手術に直接立ち会うスタッフは「無菌的」な操作を心がけます。

日帰りの手術とはいえ、肉体にメスを入れて出血も伴うワケですからね。

そこから感染を起こさない様に、清潔な操作を徹底して意識します。

医師が「手~肘」までしっかりと洗った後に、滅菌された「手袋」を装着します!

そして清潔な「手術機材」を使って、手術スタート!

まず最初に「ドレープ」という、手術で使う青い布を患者さんの身体の上にかけます・・・!

患者さん曰く、これをかけられた時に「手術の雰囲気が出る」らしいですね笑

皮膚に麻酔を打っていく!

手術する時には、陰嚢に「キシロカイン」という麻酔を打っていきます!

この麻酔をする瞬間が、けっこー痛いです!

「針を刺した時の痛み」&「麻酔がじわっと浸透する時の痛み」があります。

そしてこの痛みばかりは、どうしようもありません笑

ちなみに、キシロカインは1時間以上は効果があります。

少しずつ効果は弱くなってくるので、もし途中で痛みが出てきたら足してもらいましょう!

手術は局所麻酔なので、最期までずーっと意識のある状態で進んでいきます!

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「メス&電気メス」を使って切開していく!

しっかりと痛みが感じなくなったら、メスで切開していきますよ!

陰嚢を切ったあとは「電気メス」に持ちかえて切開していきます。

使う時には「ジージー・・・バチバチ!」って感じの音がするのでびっくりするかもしれません笑

ジージーは「通電」した時の音で、バチバチいうのは組織を「焼き切る」時の音です!

ちなみに、電気メスは切るだけではなくて・・・

モードを変えることで「止血」もできる便利なアイテムです。

陰嚢を切り開くと内側に精巣があるので、それを体外にグリッと押し出します!

精巣が出てきたら、硬い膜を切開していく!

精巣の外側には「白膜」という強靭な膜があるのでね。

そこを切っていきますよ!

ちなみに、切る瞬間はちょっと痛いです笑

神経が通ってるので、麻酔をしていても痛みを感じやすいんですよね。

白膜の中には、この手術の目当てである「精巣組織(精細管)」が入っています。

あとはピンセットを使って、精細管をつまんで取り出していきます。

培養液が入った容器に精細管を採取!

精細管は、一気にごっそり採取する感じでは無いですよ。

「より太い精細管の方が、精子が検出されやすい」っていうのが一般的なので。

観察してる中で出来るだけ太いところを選んで、ピックアップしていきます。

そして大体10個ぐらいに分けて、精細管を容器に移していきます。

何で分ける必要があるかは、次の説明で分かります。

検査技師が顕微鏡で精子がいるかどうかチェック!

例えば①~⑩まで、容器で分けたとして。

それぞれの容器に入った精細管を、顕微鏡でみていきます!

番号で分けるのは、「医師の見立てが合ってるか」を確認するためです。

医師が「精子が作られてそうだと思った精細管」の見立てと・・・

「実際にその箇所に精子がいたか」のチェックをしてるワケですね。

医師と検査技師がその作業を反復していく事で、経験的に「精子の検出率」が上がっていくのでね。

だから何も考えずに一気にまとめてゴッソリ採取するのは、適切じゃないんですよ。

ちなみに「①、③、⑤、⑦、⑨」しか精子が見つからない場合があったとして。

「①、⑤、⑨」は精子がたくさんいて。「③、⑦」はごく少数しかいなかったとします。

TESEでは、最終的に精子が見つかれば組織はすべて「凍結保存」するんですけど。

もし複数の本数に分割して分けたい時には・・・

少ないのと多いのを混ぜる事で、精子量がどれも均一になるようにします

痛いのは麻酔の時くらい?

手術中に痛いのは「最初の麻酔」と「白膜を切る時」だと思って下さい!

もし痛かったら「痛い!!」って叫んでくれれば、スタッフが追加で麻酔をしてくれますよ。

ちなみに「追加の麻酔」は最初と違って全然痛くないので安心してくださいね。

「MD-TESE」の場合は、医師が顕微鏡を使って手術する!

さっき説明したTESEでは、精巣を切り開いたあと・・・

医師は目で見て精細管の太そうなところを探していきますけど。

「MD-TESE」をやる時には、途中までの手順はまったく一緒だけど。

太い精細管を探すのに「手術用の顕微鏡」を使います!

なにより、造精機能がめっちゃ悪い場合にMD-TESEの適応になるワケですから。

つまり精子を造る組織である精細管も、細いものがほとんどなんです。

その中でも、わずかでも太い物を探していこうとするために。

どうしても肉眼的には難しくて、顕微鏡を使うんです!

必要なだけ精細管が取れたら、縫合していきます!

精細管を取り終えたら、まずは精細管を包んでいた「白膜」を縫合していきますよ!

ここで使う糸は時間をかけて体内で吸収されるので心配いりません。

それから陰嚢を縫合していけば、手術は終了です。

ここで使う糸は、後日「抜糸」しにきてもらいますよ!

手術中に精子が見つかれば、その場で教えてもらえる!

手術して取り出した精細管は、すぐに検査技師が顕微鏡で観察するといいましたが・・・

精子が発見されればその場で報告されます!

「精子認められました!」って感じでね。

すぐに見つからなかった場合は、念入りに再チェックします。

そこで見つかれば精子は凍結保存されますし。

もし再チェックでも見つからなければ・・・

残念ながらその時のTESEでは精子は回収されなかったという事になります。

また医師の方から、今後の治療方針を話されるはずですよ。

手術後はしばらく安静にして様子を観察!

手術が終了したあとは、1時間くらいは体調の変化がないか様子を見ます。

そこで出血とかが無ければOKです!

精索静脈瘤の手術前後の流れは別記事で書いてますので、そっちも参考に!

手術部位の周りのイソジンは、スタッフが綺麗に拭いて落としますけど。

もしかしたら拭き取れずに、パンツをイソジン色に汚す可能性もあります・・・笑

手術箇所にガーゼをして、そこをしっかりテープで止めます。

血圧にも変化が無くて、患者さんも大丈夫そうであれば点滴を抜いていきますよ。

痛みのコントロールをして帰宅!

ただ、手術が終わってからけっこー痛みを訴える人が多いのでね。

それは当然のことで、最初にやった麻酔がちょうど切れてくる時間なんですよ。

ここで痛み止めの「ロキソニン」や、痛みが強い時には「座薬の痛み止め」を使いますよ!

手術後は止血のために「サポーター」を履いて過ごしてもらいます。

かなりタイトな作りなので、ピッチピチになる感じです笑

これを履かないと内出血して「青アザ」みたいになっちゃう可能性があるのでね。

違和感があっても、しっかり履きましょう!

あとは医師が最終チェックして、問題無ければ手術は無事に終了ですよ。

精子が見つかれば、あとは「体外受精」や「顕微授精」で妊娠を目指すことになります!

いっくんのまとめ

今回は「TESE」の手術当日の流れについてでした!

TESEの手術って、確実に精子がいるとは言い切れないのでね。

患者さんは強い不安感を抱きながら、手術を受ける事になります!

でも当日の流れがイメージできたら、その不安感も減少できるかと思います。

精子が発見できれば、奥さんの妊娠に向けて進んでいけるのでね!

不安に負けずに頑張ってもらいたいです。

もちろんすべての医療機関が同じ流れではないですけど、1つの参考にしてみて下さいね。

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