【臨床検査技師】病理(切り出し、包埋、薄切、染色、鏡検)検査担当の1日。

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どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

「病理検査」を担当する検査技師の1日ってイメージできますか?

 

もちろん施設によっても違いますけど・・・

今回は私の働いてる病院を例にして説明していきますね!

 

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病理検査の仕事の流れが知りたい方へ!

「病理検査」は臨床検査のうちの1つ?!

私は病院で臨床検査技師として働いています!

 

病院の中で色んな検査を担当してるのが臨床検査技師ですけど・・・

臨床検査って大きく分けて3つの部門があるんですよ!

 

検体検査部門生理検査部門病理部門って感じですね。

 

それぞれの部門で検査室は分かれてて・・・

各部署に配属された臨床検査技師が、それぞれの検査を担当することになります。

 

今回は病理検査に絞ってお話しします!

病理検査は「細胞や病理組織を顕微鏡で見て、ガンかどうかを判断する」

ってのがメインの目的となる仕事です!

 

病理検査の流れが知りたい方へ!

病院でまだ働いたことがない、学生さんなんかは・・・

病理検査の一日の流れってけっこー気になるはずなのでね!

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施設によっても検査体制は違うから一概には言えませんけど。

あくまでうちの病院のケースで、説明していきますね!

 

病理検査の1日の流れ!

ここからは私が病理検査をやってた当時の1日を説明していきます。

まず病理検査で基本の仕事になるのが「切り出し、包埋、薄切、染色、鏡検」です。

 

めっちゃ簡単に言えば・・・

【切り出し】患者さんの臓器や組織を細かく切っていく

【包埋】切り出しした組織片をロウで固める

【薄切】ロウで覆われた組織を刃物でうすくスライス(3~5μmぐらい)して、スライドガラスに貼り付ける。

【染色】スライスした組織に色をつけるこれで病理標本の完成!)

【鏡検】病理医が標本を顕微鏡で眺めて診断する(医療ドラマでよく見る光景がコレ!)

パソコンや機械をいじるのが中心の検体検査と明らかに違のは・・・

病理は手作業で検査をこなすのが基本ってことね。

 

まあどっちも忙しいことには変わりないけど。

いっくん
病理は大工みたいに「職人技」って感じの仕事です笑

1日の中でルーチンがどんな流れだったかまとめていきますね!

 

8:00 出勤

多くの病院の出勤時間は8時30ですけど、私は毎日8時に出勤していました。

 

8時30っていうのは、あくまで遅刻にならない最低限のラインなので・・・

他のスタッフもみんな少し早めに来てましたね。

 

朝早く着いてからは、その日にやるべき「染色の準備」とかしてましたよ。

 

8:30~12:00 午前の仕事

photo_3

出典:http://www.ntv.co.jp/bull/words/03.html

うちの施設では朝一でやるのが「細胞診と病理標本の染色」でしたね!

 

組織を染める基本的なヘマトキシリン染色は「自動染色機」を使っていきます。

手染めの「特殊染色」は、時間の兼ね合いを見てやってましたね。

 

病理検査室では1人が切り出し、1人が包埋、1人が薄切をする」って感じのスタイルで・・・

仕事の担当は日によってローテーションで変えてましたよ。

 

ちなみに細胞診に関しては、届いた検体はみんなでどんどん処理していく感じです。

鏡検は細胞検査士の担当者が決まってたので、その人メインで1日中ぶっ通しで見てましたね!

 

オペ中に摘出した臓器を検査する「術中迅速診断」っていうのがあるんですけど・・・

この検査が入ると病理部は一気に忙しくなります笑

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ムリやり人員を割くことになって、仕事の流れが一気に変わるのでね!

1日に迅速診断が続いたりすると、仕事回らずに残業確定コースでけっこー萎えます。

 

12:00 休憩

お昼頃になったら休憩が1時間入りますよ!

でもみんな一斉にお昼に行くと、細胞診などの検体が届けられた時に誰もいないことになっちゃうので笑

 

交代で休憩に入る感じでしたよ。

まあつっても1時間しっかりとることはなかったですね!

 

ただでさえ毎日残業するのが確定してるぐらいの業務量だったので。

いっくん
みんな出来るだけ仕事を進めて、早く帰りたいんですね笑

13:00 午後の仕事

お昼になると、検体検査や生理検査は午前より業務量は減りますけど・・・

病理検査には外来の流れは関係ないのでね笑

 

その日にやるべきノルマを、コツコツこなしていく感じです!

だから検体や生理検査がバタバタしてても・・・病理の忙しさとはまったく無関係でした笑

 

病理医が午前中に診断した内容によっては・・・

追加で「切り出し」や「免疫染色」をすることになるので。

午前中やってた仕事の続きと、追加の検査をこなしいきます!

 

ちなみに病理部では1年に10件ちょっと「遺体の解剖が入るのでね。

それがある時は病理医の先生と一緒に、霊安室に繋がってる「解剖室」というところで解剖をしました!

 

けっこー頻繁にやってるようなイメージを持たれますけど、解剖は1ヶ月に1件あるかないかです。

いっくん
最初は衝撃だけど、すぐ慣れて当日でも焼き肉とか食えるようになります笑

16:00~17:00 検査センターに外注検体を渡す

夕方になると、外注先の企業から集荷のスタッフが検体を回収しに来ます!

 

病院ってほぼ100%、自施設でできない検査項目は「検査センター」に外注してるんですよね。

基本的には検体検査がお世話になってますけど・・・

 

病理検査からも、免疫染色とかで外注を依頼するので!

集荷スタッフに外注用の検体を預けますよ。

 

17:00 終業業務

検体検査や生理検査は、外来が終わったタイミングで終業業務に入りますけど・・・

 

さっきも話したとおり、病理は外来の流れってホントに関係ないんですよね笑

「一日のノルマ」を達成した時点で終業業務に入ります!

 

終業業務としては、薄切に使ったミクロトームを清掃したり、翌日の準備をしたり・・・

検査室をしっかり清掃して、翌日もスムーズに働けるようにしておきます!

 

ちなみに17時までにノルマをこなすのは到底不可能だったので笑

いっくん
うちはみんな19時過ぎまで残ってます!

ちなみに病理部のスタッフが帰宅した後に提出された検体については・・・

その日の当直者に「受け取り」だけお願いしてましたよ。

 

17:00以降 委員会活動など

委員会活動も参加します!

一応、業務終了後の話にはなるんですけど・・・

どこの病院でも「委員会活動」があります!

 

これは月に一度開催とかで、毎日あるわけじゃないんですけどね。

みんなが来れる時間帯に開かれるので、17:30~とかっていう時間設定になりがちです。

 

だから委員会に入っていれば、ノルマが終わってなくてもとりあえず参加して・・・

「終わったらまた残りの業務再開!」って感じで働いてました笑

 

CPCという検討会がある!

あと病理ならではの「CPC」っていう症例検討会があるんですよね。

ここには医師がメインで参加していて、病理部からは病理診断について報告をするわけです。

それにも参加してましたよ!

 

ちなみに委員会って資料作ったり、調べ物しないといけないので・・・

メインのルーチンだけでなく、そういったとこでも労力を費やします笑

1日の流れはザッとこんな感じでしたね!

 

【臨床検査技師の一日】

 

【病理検査のおすすめテキスト!】

 

【病理をやるなら細胞検査士は目指すべき!

 

いっくんのまとめ

今回は、病理検査担当の1日の仕事の流れでした。

 

病理部にいた時は、慢性的に残業地獄でした笑

21時まで残ることもあって、検査技師の仕事では異例の拘束時間でしたね。

 

「企業勤めの方からすれば甘い!」って言われそうですけど笑

 

仕事的には、検査機器に頼りっぱなしの検体検査とかとは違って・・・

やりがいを感じられたのは確かです笑

 

臨床検査技師の仕事内容・就職先・給料について!【まとめ】

2017.05.05

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