採血で血液をとりすぎた?貧血で倒れるんじゃないかと不安な方へ!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

私は病院で働く臨床検査技師で、採血業務を担当してました!

 

患者さんの中には、採血を受ける時に不安そうにしてる方がいます。

そして「血をとりすぎて貧血にならないかな?」って聞いてくる人もけっこーいました!

 

今回は、そんなに心配しなくても大丈夫ってところを説明していきますね!

 

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たくさん血液をとられると不安になる?

私は病院で臨床検査技師として働いています!

 

みなさんは普段、採血を受ける機会ってありますか?

「たまにしか受けないよ!」って人もいるでしょうし、持病で定期的に採血する人もいると思います!

 

みなさんに知っておいてもらいたいポイントがあって・・・

採取する血液の量って、その時々の検査依頼で変わるんですよね。

 

1、2本の採血だけの場合もあれば、余裕で5本以上とることもあるんですよね!

 

その時は患者さんも普通にビックリするので、こんな心配を抱きがちです笑

いっくん
え?!そんなとったら貧血になりませんか?!

まず最初に、どうして何本もとるのか簡単に説明しますね。

 

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採血管にはたくさんの種類がある!

上の画像が採血管(スピッツ)というモノですけど・・・

採血する時には、血液は必ずスピッツに入れられます!

 

血液検査って、このスピッツを専用の検査機器にかけるワケですよ。

ちなみに採血においての基本的な検査って「血算生化学」の2本です。

 

採血する時に、スピッツを眺めてもらえると分かりますけど・・・

血算は小さくて蓋が「紫色」、生化学が大きくて「茶色」のスピッツです。色で採血管を分けるのは世界統一です。

 

スピッツには他にもたくさん種類があって・・・

病院で日常的に使ってるモノで、10種類以上のスピッツがあります。

 

サイズ感や蓋の色が違うので、スタッフはちゃんと区別できますよ笑

 

採血でどれぐらいの血液をとるのか?!

スピッツって、1本あたりに入る血液量が決まってます。

ザックリ言うと「大きいスピッツは9cc、小さいのだと2ccぐらい」です。

 

つまり生化学と血算の血液検査の場合・・・大きいのと小さいの2本で、11ccってことですよ!

 

料理の計量スプーンで「おおさじ一杯が15cc」なので、それよりも少ないんです笑

 

厳密に言えば検査項目の数によっても、必要な血液量は変わるけど・・・

基本はスピッツの規定量までとるので、上の目安量で計算してOKです!

 

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どうして何本も血液をとるの?

何で種類の違うスピッツがあるのか気になりますよね?

スピッツの中にはそれぞれ違う薬品が入ってるんですよ。

 

それぞれの薬には違う役割があって、検査項目によってどのスピッツを使うのか決まってます!

 

だから検査が基本項目だけなら、スピッツ2本ぐらいの採血で済むし。

いっくん
検査項目のバリエーションが多ければ、採血する時の本数も増える!

 

ちなみに、私がこれまで採血を担当した患者さんの中では・・・

最高で8種類のスピッツに血液を採取し人がいましたね笑

内容は「生化学、感染症、凝固、血沈、ヘパリン、血算、血糖、外注用のスピッツ」って感じですね!

 

ここまでして精密検査しないといけない理由があったって事でしょうね。

たくさんとる時と、そうじゃない時の理由が分かったと思います!

 

採血して血液が減ることで、身体に問題はある?

5本以上とか採血される患者さんの中には・・・

「こんなに採ったら貧血になるんじゃない?」って聞いてくる人もいます!

いっくん
採血で貧血になるのは通常考えにくい!

健康な人を一気に貧血にするほどの血液量にはとても及ばないのでね笑

 

いいですか、ヒトの血液って体重の8%あるんですよ!

体重60kgある人なら、血液は4800ccもあるってことね。

 

そのうちの10~20ccぐらいっていったら、ホントに微々たる量です笑

ちなみに、街中でよくやってる「献血」は成人男性は400ccぐらいとられますよ!

それと比較するとちょびっとですよね?

 

血液は毎日せっせと作られるし、何本か採血したところで別に平気ですよ。

もともとよっぽど貧血じゃなければの話だけどね!

 

採血して気分が悪くなるのは貧血じゃない?!

貧血って単純に言えば「体に血が足りてない状態」ですけど。

血液が運んでいる酸素が足りなくなることで「めまいなどの症状」が起こるんですよ。

 

採血でとる血液は、貧血を引き起こすほどは多くないです!

だから過剰に心配しなくても大丈夫ですよ。

 

採血した後に貧血でクラッとする」って話を、見聞きしたことがある人がいるかもしれないけど・・・

あれは「迷走神経反射」といって、貧血とはまったく違いますよ!

 

もし過去に採血で気分が悪くなったことがある人は、採血前にスタッフさんに伝えれば安心ですよ。

 

いっくんのまとめ

今回は、採血で貧血にならないか不安な方に向けてお話ししました。

 

検査項目によって、採血する時のスピッツの本数が変わるワケです。

採血を受けてる時って、なんかたくさん血液を採られてるような感覚になりますけど・・・

 

実際には全体の血液量に比べれば、ホントにちょびっとしか減りませんから笑

 

そもそも重度の貧血の人だって、貧血の程度を確認するために病院で採血受けてるワケだし笑

普通に健康な人なら、採血では貧血になりませんよ!

臨床検査技師が採血を受ける患者さんに知って欲しいこと【まとめ】

2017.09.17