飲酒のせい?健康診断で肝臓機能「γGTP」の数値が高い原因は?

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

私は臨床検査技師として病院で働いてます。

 

健康診断で「γGTP」って項目ありますよね?

お酒を飲む人はけっこー気にすると思います!

 

血液検査の結果に「一喜一憂」するのもいいんですけど・・・

もうちょっと詳しく知っておくと良いと思いますよ!

 

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健康診断で酒飲みが気にする「γGTP」!

健康診断の項目で「γGTP」って見覚えありますか?

 

お酒を飲まない人はあんまり興味ないかもしれませんけど・・・

酒飲みだったら食い気味でチェックする項目です!

 

医療とは関係ない友人達と話してても・・・

「γGTPが高いと、お酒を飲み過ぎてるor肝臓が悪い」ってことはみんな知ってますね。

 

「きっとみんな医者から注意されたことがあるんだろうなー」って勝手に思ってます笑

この検査をすることで、一体どんなことが分かるのか説明していきますね!

 

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γGTPってなんなの?!

γGTPのことを、医療現場ではガンマジーティーピーって呼んでますよ。

 

覚えなくていいことですけど・・・

一応、正式名称は「ガンマグルタミルトランスフェラーゼ」で、その略となってます!

 

γGTPで大事なポイントは、これが「解毒」に関係する酵素だってことです。

 

γGTPは肝臓や腎臓で作られて、肝細胞の中に含まれてます。

もし肝細胞が壊れると、血液中にこの酵素が流れていくワケですね!

 

だから血液検査でγGTPが高ければ「肝臓にダメージがあったのかな?」って予測が立てられるってことです。

 

肝臓とセットで存在する「胆嚢」って臓器もありますけど、ここも傷害を受けるとγGTPが上がりますよ!

ちなみに健診項目の中で、肝臓の傷害を把握するのには「AST」や「ALT」もありますよ。

 

検査の基準値は?!

まずγGTPの基準値はどれぐらいかというと・・・

 

男性:12〜65(50IU以下)

女性:9〜38(32IU以下)

って感じです。

男性の方が女性よりも少し高いですよ!

 

基準となる数値よりも高くなる場合は、原因はほとんどが肝臓にあります!

 

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酒(アルコール)は肝臓にダメージを与える!

肝臓がアルコールなどで負担を受けてると、肝細胞を壊すんですよね。

「アルコール飲み過ぎると、肝臓壊して顔が茶色くなる」的なことって小さい頃から教わってましたけど。

 

アルコールって確かに有害なんですよね。

身体に取り込んだ後に、肝臓で分解されて「アセトアルデヒド」っていう毒性の物質になるんですよ。

 

日本人ってアルコールを分解する酵素の働きが弱いのでね。

体質的に酒に強い欧米人と違って、私たちはアルコールを飲み続けると肝臓にかなり負担がかかります!

 

アルコールを飲むと肝細胞が破壊されて、血液中にγGTPが流れて数値が上がるってことです。

値が100以下なら、禁酒すれば割とスムーズに正常値まで戻りますよ!

 

でも100を超えていくと、酒だけが原因じゃなくて他に基礎疾患があるか疑ってかかります。

 

原因はアルコールだけじゃない!

アルコールだけが肝臓にダメージを与えるワケじゃないですけどね笑

 

数値が上がる可能性としては、他にも色々とありますよ。

薬剤の摂取、肝硬変、肝がん、ウィルス性肝炎、脂肪肝、胆道系疾患(胆嚢、肝管、胆管)、閉塞性黄疸とかね!

 

こういったモノでも数値は上がるので。

 

基本的に20代から30代前半で、基礎疾患もなくて健康を自負してる人達からしてみれば・・・

「γGTPが高い=酒の飲み過ぎか?」って単純に考えるのもまあ納得はいくんですけどね。

 

「飲み過ぎかどうか調べるためだけの検査じゃない」ってことは覚えておいてください笑

 

γGTPの数値は下げれるのか?!

γGTPの数値を下げるには肝臓へのダメージを減らすことが大切です!

 

数値が高い事実があったとして・・・

2週間ぐらいお酒をやめて、もう1度検査して値が下がってれば酒が原因の可能性が濃厚す!

 

医師の診断でも、原因が飲酒だってことほぼ間違いないとして。

肝臓がアルコールでダメージを受けてる時は、休ませるのが1番ですよ。

 

もし薬剤性のものなら、服用を中断したりね。

ちなみに、肝臓や胆道系の疾患は超音波やCTなどの画像で精密検査を行うのが基本です。

 

 

 

また、アサリの「オルニチン」とか「ウコンエキス」にあやかりたい気持ちも分かりますけど。

いくらサプリで回復しようと思っても・・・

毎日酒を飲んでればダメージの方が絶対上回りますって!

 

肝臓をフルパワーでずっと働かせ続けて調子を悪くしてるってイメージだから。

使わずにおいてあげるのがベストですよ。

 

生活習慣を変えていきましょう!

もし病気で数値が上がってる場合には、早く治療した方が良いですよ。

 

月並みだけど、酒が原因の場合は生活習慣を変えてく感じですね。

毎日飲んでる人なら「休肝日」を自分ルールとして設定しましょう!

 

定期的に採血して血液検査するようにしてれば、経過観察できるので!

自分が節制した分は、ちゃんと数値として返ってきますよ。

 

いっくんのまとめ

今回は、血液検査のγGTPについてお話ししました。

 

肝臓は大事な臓器なのに、現実にはみんないたわらないんですよね笑

 

肝臓は痛みを感じにくい「沈黙の臓器」なので、症状が出ないうちにどんどん悪くなっていきます!

そして腎臓とか他の臓器にも影響が出て初めて、症状に苦みつつ治療を始めるんです。

 

人っておバカなので、1度痛い目に遭わないと学べないんですよね笑

そうなる前に、健診結果で警鐘を鳴らされてるうちに対策していきましょうね!