​臨床検査技師が採血で失敗しないためのコツ(手技)について!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は臨床検査技師で、病院で毎日80人位の「採血」をしていました。

採血ってすぐ覚えられる仕事だけど、不慣れなうちはけっこー失敗しますよね。

 

患者さんから面と向かってクレーム言われるとめっちゃ萎えます笑

今回は採血が苦手な方に向けて、成功させるためのコツやポイントをまとめました。

 

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採血手技が苦手な方へ

採血が不慣れなうちは、けっこー失敗する!

臨床検査技師として病院で働き始めたとして、最初の頃に担当することになるのが採血です!

 

でも不慣れな間は、採血やるのはけっこー怖いんですよね。

失敗する可能性もあるし、神経損傷や迷走神経反射とかのリスクだってあるし。

 

苦手意識を持ちながらも、イヤイヤで採血をスタートする人も多いと思います笑

 

まずはスタッフ同士で練習!

採血の経験がない人は、まずスタッフ同士で練習するのがよくあるパターンです笑

私も新人の頃は先輩の腕を借りて練習しましたよ!

 

まず最初に先輩が採血のやり方をレクチャーしてくれて・・・

近くにいるスタッフを何人か採血してみて、その都度やり方について指摘を受けます。

 

それで大丈夫そうだと判断されれば、さっそく患者さんの採血が始まります笑

 

採血でみんなが苦労するのが「血管への穿刺」です!

こんな流れだから、当然最初の頃は患者さんの見えにくい血管でふつーに失敗するワケです。

 

血液を採取してる最中に針先が抜けちゃったり・・・

抑える手がぶれて、針先が血管壁にくっつくことで血液が入ってこなくなったりね笑

 

場慣れすれば基本的な手技は向上して、こういったエラーは克服できるようになりますけど。

採血において、誰もが苦労し続けるのが血管に針を刺すところです!

 

細くなってる血管に対して、うまく穿刺するにはコツや工夫がいるんですよね。

それを掴むまではみんな苦労するんですよね。

 

失敗しないようにコツを掴みましょう!

頻繁に病院に来る患者さんって、採血の上手い下手をしっかり覚えてるので。

 

一度でも失敗すると「こいつはダメだな」って認識されて信頼されなくなります笑

 

私も最初の頃はチェンジ権を発動されて・・・・

「ベテランさんに代わってよ!」って言われたりして落ち込みました。

 

自分も患者さんも、できるだけ不快な思いをせずにいきたいですからね。

採血を失敗しないように、コツを掴んで確実にできるようにしていきましょう!

 

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採血する時のコツとは?

両腕の血管を見て比較するのが一番です!

採血台の前に来た患者さんに対して・・・

「じゃあ腕を出して下さい」って指示すると、だいたいの人は利き腕の逆を出してきます。

 

それでそのまま採血しても全然いいんですけど。

採血に不慣れな人とか、パッと見の血管が細そうなのが分かった時とかは・・・

 

両方の腕を見せてもらうのが一番ですよ!

どっちかより太い血管が見える方で採血をすれば成功率はグンと高まります。

 

みんなこの一手間を惜しんで失敗するんですよね笑

人によっては患者さんに両腕出させる手間が申し訳ないとか感じてるみたいだけど・・・

 

失敗して2回刺すハメになるよりも、よっぽどいいでしょ笑

 

採血器具を変える!

みなさんご存知の通りで・・・

採血ってホルダーに針をセットするタイプの真空採血管が主流なんですよね!

 

学生の頃の実習もこれでやるのが普通です。

でも現場に出てみると「翼状針」っていうタイプの採血器具もあります。

 

真空採血管は大前提で使いにくくて、私も嫌いです笑

採血管を針に押し込むときにずれたりして、血液が入ってこなくなることがあるんですよね。

 

対して翼状針は見た目によらず、手技的にはかなり簡単です!

翼状針は血管に入った瞬間に血液の環流が見えるので、穿刺がめっちゃ楽なんです。

 

ホルダー型では環流が分からないので、慣れてない時は失敗しやすいんですよ。

もし翼状針を刺して血液が入ってこなかった場合は・・・

より深く刺すか、一度戻ってから方向転換したり臨機応変に対応できます。

 

「じゃあすべて翼状針でいいじゃん!」って思うけど・・・翼状針は高いんですよね笑

病院側は収益のためにホルダー採血の方でやって欲しがるってこと。

 

採血が難しそうな患者さんがいた場合には、積極的に翼状針を使うべきですよ!

 

細い血管に対しては、細い針を惜しみなく使いましょう!

通常は採血の時って、21Gの針を使いますけど。

 

血管が細い人用に22Gとか23Gの針もあるのでね。

病院であれば普通は複数の太さの針が置いてあるので、難しそうな血管の時は細いのを使っちゃいましょう!

 

「細い針はあまり使わないように!」って先輩に言われて、使うのを躊躇してる人もいるみたいですけど・・・

失敗するぐらいなら、遠慮無く使っていった方がいいです笑

 

採血の痛みも軽減できるしね。

優先すべきは患者さんの「負担軽減&採血の成功率アップ」ですよ!

ちなみに私は22Gの針が好きです笑

 

駆血帯をキツく縛りすぎないように!

私が患者として病院に行った時にも、経験する場合があるんですけど・・・

駆血帯をアホみたいにキツく縛る人がいるんですよね笑

 

これはもう完全に「キツく縛れば縛るほど、血管が見やすい」って勘違いしてるタイプです。

この手のパターンは、縛ったまま穿刺するまでにモタモタするし意識の低さがうかがえます笑

 

駆血は静脈を怒張させて穿刺しやすくするものですけど・・・

強く巻き過ぎると末梢に向かう動脈血流が減って、静脈の怒張も減って逆に採血しにくくなります。

 

何でもやり過ぎはよくないんですよ!

 

血管を温めてみる!

採血する場所がどうしても分かりにくい爺ちゃん婆ちゃんはたくさんいます!

 

特に真冬の寒い時期なんかは、若い健常者ですら血管は見えにくくなるし大変です。

左右の血管を見ても細い血管しかなくて、どうしようもない時は・・・

 

穿刺したい部位を中心に温めましょう!

 

やり方は簡単ですよ・・・!

タオルを暖かいお湯(40℃ちょい)に浸けて、絞って水気を少し残した状態でビニール袋に入れます。

 

そしてビニール袋に包んだ状態の温タオルを、穿刺したい部位に当てるだけ!

3分もすれば血管がみるみる浮き上がってきますよ。

 

当たり前だけど、やけどするぐらい熱かったり、腕を温められないぐらいぬるいのはダメです笑

作った温タオルは、一度自分で熱さチェックしてから患者さんに使いましょうね!

 

面倒な一手間だけど効果は抜群なのでおすすめですよ。

ここまでのコツを一通り実践すれば、ほとんどの患者さんの採血をクリアできるはずですよ!

 

いっくんのまとめ

今回は、臨床検査技師からみた採血のコツをお話ししました。

 

血管が見えにくくて難しいケースってよくあります。

そんな時でもテンパらず、冷静にやれることをやってみましょう!

 

もし他のスタッフに交代をお願いする時でも・・・

駆血帯を縛っただけで「血管見えないんで交代して下さい」って言ってたら、そのうち怒られますよ笑

 

工夫せずに採血に失敗したら患者さんもキレるけど。

色々と工夫してみて採血に失敗した時には、逆に患者さんの方が「こんだけやってもらったのに、なんかすみません・・・」って感じになりますよ笑

 

ちゃんと色々とやってみて、血管を浮き出すための工夫をするのが大事です!

臨床検査技師が採血を受ける患者さんに知って欲しいこと【まとめ】

2017.09.17