急性期の総合病院で働く臨床検査技師です。当直帯の仕事内容を説明します!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

急性期病院の検査技師なので、月に何度か当直勤務があります!

 

検査技師の当直業務って気になる人も多いと思うので・・・

1つの参考として見ていって下さい!

 

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急性期の病院で働くと当直がある!

急性期の総合病院では当直が必ずある!

私は急性期の病院で働く臨床検査技師です。

 

全国にある病院って、大きく2つに分けられるんですよね!

・救急外来をやってる急性期病院

・高齢者に対する医療が中心の慢性期病院

それぞれで、そこで勤めるスタッフの働き方もけっこー違います!

 

急性期病院では24時間体制で、救急車を受け入れているのでね。

スタッフも夜に働くことが求められます!

 

ちなみに当直の仕事は、24時間勤務がほとんどです。

もちろん交代制のシフト勤務なので、月に数回ぐらい当直がある感じになりますね!

 

一方で慢性期病院は8時30に勤務スタートで、17時ピッタリに終わったりします笑

 

当直は夕方17時からスタート!

当直の日は、朝からふつーに出勤して業務をこなしていきます。

 

病院では17時までが通常診療の時間なので・・・

17時を過ぎたら夜間診療が開始します!

 

当直の日は17時以降に救急外来から出される検査を、すべて1人で処理します笑

それも翌朝の9時頃までね!

 

日勤帯の仕事は、あくまで日勤の技師にやってもらう!

17時っていう時間の括りが実はちょっとビミョーなラインで・・・

まだ通常の診療が終わってない時間なんですよね笑

 

この時間は内科とかから、検査のオーダーが普通に出されます。

コレに関しては、日勤帯のスタッフが処理してくれますよ!

 

あくまで当直者は、当直帯の救急患者の検査をする要員なのでね笑

日勤帯の仕事が終わるまでは、他のスタッフも残ってくれるし。

日によっては、各検査の担当者みんなが19時頃までいることも笑

 

受付を通常の外来と、救急外来で分けておく

当直帯の検体と通常の外来検体とは分けたいので、別番号で受付処理してます。

そうすれば当直帯の検体数とか、あとで統計処理する時に分かりやすいのでね。

 

そして各検査担当者が、日勤帯の仕事を終えたタイミングで・・・

当直者に対して仕事の引き継ぎをして帰っていきます!

 

基本は20時ぐらいになったら、広い検査室の中で自分1人になります笑

 

当直室のベッドメイキングをしておく笑

一応、当直者が使える「当直室」なるものがあります。

 

当直室のリネンをセッティングして、いつでも使えるようにしておきます。

実際には夜間検査が出っぱなしで寝れないこともほとんどだけど。

 

「寝る」っていうよりも横になって休む感覚で使ってます笑

 

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当直帯の各検査はこんな感じです!

ここからは、当直帯の各検査について書いていきます!

血算

当直帯の血算は、測定器による自動測定のみが対応です。

 

血液像のスライドを作ることはあっても、当直者が見ることはしません。

翌日に担当者に引き継いで、ルーチンで検査をしてもらってます。

 

「乳び検体」とか、検査に関して特記事項があればしっかりメモしておきます!

 

目視での「白血球数」のオーダーが出ることもあるんですけど・・・

うちではビュルケルチュルクの計算盤を使って、当直者も見るようにしてます。

 

生化学

生化学は、日中も夜間もほぼ同じ動きを求められます笑

 

急患の病態を把握するのには、これが要となるのでね。

値が振り切ってれば、希釈再検をして正しい値を医師に返します。

 

もし「溶血」が確認された時は、看護師経由で医師に連絡しましょう。

採血取り直しになるはずなので、また検査をすることになります笑

 

免疫・内分泌

うちは免疫系の検査に関しては、急ぎで無ければ翌日回しでもOKとしています。

 

緊急の指示があれば、夜間でもやるにはやるけどね。

測定に一番時間がかかるので、夜中3時とかに出るとけっこーしんどい笑

 

血糖・A1C

血糖・A1Cは、日中は専用の測定器を使ってますけど・・・

当直帯は、血清を使って血糖のみ生化学で検査します。

 

項目を自分で組み直して、検査をしていく感じですね!

A1Cは当直帯には検査しません。

 

血液ガス

わたしは当直帯の検査の中で、血液ガスが一番キライです。

 

なぜなら、何回か流路が詰まったことがあるからね笑

 

血液ガスの検体は、原則として採取してすぐに持ってくるものですけど。

けっこー時間が経ってから持ってこられて、凝固しちゃってたんですよ笑

 

測定前にはシリンジ内部のエアーを抜いて・・・凝固してないかチェックするために1滴捨てたりして。

「イケるかな?」ってチェックしてるのに、見事に詰まらせるっていう笑

 

詰まる箇所によっては業者に連絡したりで最悪なことになります笑

もちろんその間、他の患者さんの血液ガスの検査もすべてストップしますからね。

 

測定はめっちゃ簡単だけど、そういうのでいつもヒヤヒヤしてます笑

 

凝固

凝固検査は、当直帯もけっこー出ます。

夜間帯も日中と同じように検査をしてますよ!

 

一般検査

尿

尿は定性検査のみ、自動測定器で測定します。

「ケトン、ビリルビン、亜硝酸塩など」はひっかかったらもちろん別途で再検しますよ。

 

「有形成分」に関しては当直帯は検査しません!

 

リコール

リコールも当直帯に出る検査です。普段やってない技師にとってはけっこー大変なやつ笑

 

細胞数のカウントや、リコールの生化学検査などもやっていきますよ!

だいたい細菌検査と細胞診もセットでオーダーされますね。まあこの2つは預かるだけですけど。

 

イムノクロマト

イムノクロマトの検査で「インフル」「CDトキシン」「肺炎球菌」「レジオネラ」「トロポニン」などの検査も出ます。

 

輸血

当直帯で、多くの人が嫌うのが輸血検査ですね・・・!

 

まず最初にPHSに申し込みの電話が来るので。

そこから輸血システムでオーダーが入ったことを確認します。

 

それから患者情報の確認、血液製剤の在庫のチェックなどをして。無ければそこから発注です!

緊急性があるものかどうか医師に聞いて、赤十字に電話します。

 

緊急オペだったりして「サイレンあり至急」を使っちゃうこともけっこー多いです。

証拠としてFAXもしっかり送信しましょう。

 

夜中にサイレンあり至急を頼む時って、謎の背徳感を抱きます・・・!

発注をしつつスクリーニングの検査を進めていって・・・あとは不規則交代が出ないことを祈るばかりです笑

 

うちはオートビューでの自動検査なので、手技はめっちゃ簡単。

前に働いてた施設では用手法でやってたから緊張感もあったけどね・・笑

 

製剤が届いたらクロスマッチをそっこーでやって、看護師に連絡して払い出してやっと一息つける感じです。

あと、夜間に来てもらった赤十字のスタッフを労うのも忘れずに!

 

細菌検査

夜間帯は、基本的には、細菌検査室の冷蔵庫に入れておくだけです。

たまにガフキー至急(結核菌)の検査が出るぐらいかな。

 

血液培養のボトルも、専用の血培の機械にセットするだけ。

翌日になったら専任のスタッフが検査するのでね。

 

ただし・・・リコールだけは室温で保存です!

 

心電図

当直帯にオーダーされる生理検査といえば「心電図」ですね!

 

当直時間帯に患者さんと接する唯一の機会だし、この時はやっぱり緊張感がありますよ。

めっちゃ苦しんで暴れるぐらいの人も中にはいるしね!

 

もし自分一人では対応出来なそうだったら、救外のナースに頼んでセッティングから手伝ってもらいましょう。

 

ちなみに、私は男性技師なので・・・

10代半ば~30代ぐらいの女性が来た時には、迷わず看護師を呼んで同席してもらってます。

 

セクハラ疑惑とかになったら最悪だし笑

患者さんも2人きりの空間で胸を見られるのはイヤだろうしね!

 

朝の立ち上げ&精度管理

朝5時30ぐらいから、夜間シャットダウンしてたPCと各測定器の立ち上げをしていきます!

 

測定器はイニシャライズに時間がかかるのでね。

その間にコントロール試薬やキャリブレーションを準備しておきます。

 

血算、生化学などの精度管理をやっていきます。

この結果を確認してからじゃないと朝の病棟検体は検査できないのでね。

 

スピーディーかつ確実にやっていきます!

病棟採血を回収して、どんどん遠心機にかけて測定していきますよ。

 

あっという間に8時からの早朝採血の時間になっちゃうので、時間との勝負です!

 

当直帯の日誌を書いて終了!

当直が終わる頃になると、もう疲労困憊の状態ですけど・・・

 

最後にやるべきなのは、当直日誌の作成です!

当直中にどの検査が何件来たのか、それを細かく記載していきます。

 

とにかく当直帯に起こったことすべてを、コレを読めば第三者にも伝わるぐらいの完成度を求められます!

たかが日誌を書くのに30分ぐらいかかるっていうね笑

 

いっくんのまとめ

今回は、臨床検査技師の当直の実務的なところをお話ししました。

 

施設によって扱ってる検査機器も違うので、一概には言えませんけどね。

当直帯は最低限の検査しか扱わない主義のところもあるし!

 

他の施設と比べると、うちは割と手広くやってる方だと思います。

その反面、過去に「心電図」と「輸血」と「リコールのカウント」がほぼ同時に出て詰んだこともあります笑

 

だって物理的にムリでしょ・・・笑 こんな感じで、一つの参考にしてみて下さい!

臨床検査技師の仕事内容・就職先・給料について!【まとめ】

2017.05.05