病院で働くスタッフ(医療従事者)なら、一度は「献血」を受けてみましょう!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

職場では輸血用の血液製剤を扱う「輸血検査」を担当しています。

 

かつて献血を受けに行って感じたことがあるんですけど・・・

医療従事者の方は、一度は献血を受けてみるのもアリじゃないかと思ってます。

 

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輸血検査を担当していた私が、献血を受けてきました。

病院で輸血検査に携わってます。

私は病院で働く臨床検査技師で、輸血検査も担当しています。

 

輸血対象の患者さんに、その血液製剤をホントに使ってもOKどうか・・・

病院の中で最終的なチェックをしてるのが私です笑

いっくん
これまで何千もの血液製剤を出庫(患者さんのもとへ払い出す)してきました!

献血から輸血製剤ができるまでの流れって、医療現場で働いてる方はご存じですよね。

 

一般のボランティアから献血された血液が、赤十字血液センターに回収されて厳重に検査を受けて・・・

血液製剤としてパッケージングされて、必要とする医療機関に届けられるワケですね。

 

病院で働き始めてから、献血を受けた!

私は病院で働き始めてから、献血に行ったことがあります。

 

行った理由は大きく2つ・・・

・輸血製剤ができる最初のステップを一度、見ておきたかったから

・自分の血液が、患者さん&他の医療機関で役に立つなら嬉しい!

そして実際に400ccの全血献血を受けてみたワケですけど・・・

 

献血の現状について調べてみて色々と思うことがありました。

 

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献血の現状とは?

日本では売血行為は禁止。

献血について調べていて気付いたこととして・・・

日本では売血行為を徹底して禁止してることに凄みを感じました。

 

日本と他国での献血ってちょっとニュアンスが違うんですよね!

海外途上国では、献血に対してお金が支払われる場合もあるし。

 

先進国ではほとんどが「売血禁止」って言ってはいるものの・・・

欧米では「引換券や商品券」など、金ではないにしても現物給付に近い形で使えるモノが提供されてます!

 

一部先進国では、ケースによっては謝礼を現金でくれることもあるし。

日本の献血は他国のようにお金をかけずとも、献血に人が集まってることが凄いと思います笑

 

献血の見返りは一応あるけど、ホントにショボい笑

日本で献血をする上で、わずかながら見返りはあります。

献血の待合に「お菓子やジュース」を置いて、それを無償提供って感じのスタイルです笑

 

あとはストラップとか、絆創膏とかね。

献血の見返りがショボい事は、学生時代から知っていました笑

 

たまに「治験バイト」と間違えて、お金をもらえると思ってる人もいるけどそれは間違い!

ちなみに輸血の対象年齢と性別ですけど・・・

・200mlの全血献血は男女とも16歳から可能。

・400mlの全血献血は、男が17歳、女が18歳から可能です(体重にもよるけど)

ご存じの通り、献血は全血(200、400ml)だけでなくて成分献血もあるのでね。

赤十字のスタッフと相談しつつ、その場で決めていく感じでしたよ!

 

しかし1時間以上拘束された上に、血液を抜かれて・・・

「はい、お菓子とジュース!」って、さすがに対価としては魅力がなさ過ぎる。

 

供給を保つのに必死!

使用期限がある血液が不足しないように、常に需要を満たすだけの供給量を維持するのって・・・

当たり前だけどかなり大変です!

 

献血ボランティアの中には、ジュースやお菓子の提供で喜んできてくれるような人もいるけど・・・笑

ほとんどの人はこう思ってますよ。

「割に合わない」

「自分には関係ない」

「やりたい人間がやればいい」

損得勘定だけで物事を決定していく人は、献血にはまず行かないでしょうね。

 

行く人はやっぱり「家族が手術などで輸血のお世話になった人」とか「好きな有名人が献血のPRしてるから」とか・・・

まあそういった何かしらの動機が必要になります。

 

過去に受けたことがある人が、何度も受けに来てくれてる!

スタッフの方も言ってましたけど・・・

献血って一度受けたことある人が何度も受けに来てくれてるのが現状です。

 

新規でどんどんボランティアが来てくれればいいけど。

もともと採血が苦手な人は行くわけがないしね。

 

献血は一般からボランティアで募ってるけど・・・

今のスタイルをずっと続けるのも実際問題として大変です。

 

老人ばっかりになっていくのが分かりきってる現状。

人は加齢と共に病気になるし。手術適応の疾患の罹患者が増えれば、輸血の需要はずっと続いていく。

 

それに対して、献血には目立った病歴がない健康な人が求められるワケです・・・

いっくん
このままいくと、いつか血液の消費ペースに対して供給が追いつかなくなるよね?

ほぼ無償で献血を受ける方がいて成り立ってる現状は素晴らしいけど。

供給量を維持するには、医療に携わる人の意識が必要かなと思います。

 

医療従事者なら、一度は献血を受けるべき?

医療従事者が率先すべきじゃない?

私が献血を受けてから、ふと思ったのは・・・

「献血の供給不足を回避するには、医療従事者が積極的に受けるべき」だなってことです。

 

多くの人は自分はリスクを冒さず、他の人からの血液供給を待ち続けるスタイル。

 

「自分が献血なんて誰かがやるし、現にそれで賄えてるじゃないか!」っていう考えも理屈にはかなってるかもだけど。

純粋に「それってどうなのよ?」って思っちゃいます。

 

まあ強制するつもりはまったくないですけどね笑

 

「誰かがやってくれる」って考えの人が多い。

周りのスタッフと話してても、献血を受けた人って少ないです。

 

医療職だから、なんとなく受けてる人が多そうなイメージだったけどそうでもないみたい。

もちろん中には「学生の時に興味があって受けました!」って意識高い人もいるけど笑

 

ここでちょっと、次の状況をイメージしてみて下さい。

スタッフA「赤十字でAB型の血液製剤が不足してるんだってー」 

スタッフB「えー!ヤバいね。足りなくなったら困るわー!」

もしこういった現状があったとしたら、あなたならどう思いますかね?

 

輸血の必要性を理解してる人が、献血に協力的であるべき

私がAB型だったら「じゃあ献血に行かなきゃ!」ってなります。

 

みんなホスピタリティーを発揮するために、医療職を選んだんでしょ?

そしたら他人事で済ますのっておかしくない?

 

病院では必ず輸血が行われてて、みんな輸血製剤の価値は理解してるはずだし。

間接的にどこか別の病院にいる患者さんのためにもなるしね。

いっくん
医療従事者はもうちょい献血に協力的でもいいと思う。 

臨床検査技師を目指す学生は、輸血の勉強になる?

臨床検査技師を目指す学生とかも、献血はアリだと思います。

 

輸血について、医師の次に詳しいのが臨床検査技師です。

でも学校で輸血の勉強だけやっててもイメージって湧きにくいのでね。

 

何においても言えることだけど・・・

テキストの知識だけで満足するのってイマイチですよ。

実際に自分が動いて、経験して、感じ取ったことが活きてくるんですよ。

 

自分が1度、200ccもしくは400ccの血液を抜かれる経験をしたら・・・

現場に入ってから輸血用製剤の貴重さがよく分かるはずですよ!

 

興味があったらまずはチャレンジしてみると良いと思います。

 

いっくんのまとめ

今回は、医療従事者なら、一度は献血を受けてみるべきというお話しでした。

 

日本においては献血はあくまでボランティアです。

金銭的な対価も発生しないし、あくまで個人の善意に委ねられてます。

 

私もそうでしたけど、最初の1回ってかなり勇気がいると思います。

でも1回やると流れも分かって抵抗もなくなります。

 

そして供給不足になった時には、私をはじめ医療従事者がどうにかすべきだと思ってます。

興味を持った人は試しに受けてみましょうね!