血液検査(血算・凝固検査)の担当になった臨床検査技師へ。仕事内容を簡単に説明します!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

総合病院で働いていて、これまでに色んな検査をローテーションしました!

 

今回は血液検査(血算・凝固)に配属されてから経験した事を書いていきます。

1つの参考として見てみてください。

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総合病院で血液検査を担当していた。

私は総合病院で働く臨床検査技師です!

かつて血液検査を担当していたことがありますよ。

 

血液担当の仕事は、血算と凝固の検査でした。

まあ病院によってルーチンで行う仕事内容や、担当する検査の幅って違うのでね・・・!

 

あくまで私のケースで紹介していきますね!

 

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血算・凝固の検査とは?

血算の必要性は?

血算って臨床検査の中でもホントに核となる検査です!

 

どんなに小さい病院やクリニックでも扱ってる検査ですし。

ルーチンで出される臨床検査の中では、ダントツで件数も多いですよね!

 

まあそれだけ重要って事ですよ。

臨床的な意義としてメインになってくるのは「貧血」の程度の把握ですね。

この結果をもって輸血の適応が決まってくるわけだし。

 

感染症や血液疾患の評価にも使われます。

 

血算では検査の一連の流れを管理しつつ、結果を確定していくのがルーチンでした!

 

仕事のメインは血球数の検査!

血液検査で中心の仕事といえば、まあ血球数の検査ですよね。

 

ザックリ項目を挙げると・・・

「血球計算:WBC、RBC、Hb、Ht、MCV、MCH、MCHC、PLT、レチクロ」って感じですよね。

まあ実際には検査の項目数はもっと細かいけどね笑

 

検査室に採血室や病棟から、どんどん採血管(スピッツ)が運ばれてくるので・・・

それを自動測定器に流して検査していきます!

 

特に問題がなければそのまま結果は送られるし。

異常値が出れば「フラグ」を確認して、それぞれ処理して再検していきます!

 

顕微鏡で血液像も見る!

顕微鏡を使っての「血液像や骨髄像」の検査も必要となってきます!

 

血小板凝集の有無だったり、肉眼的に異常の有無をチェックするためにね!

自動染色機もあったので・・・

機械がストリッヒを引いて自動染色して、技師は血球数を200個カウントして結果を送ってました。

 

検体の受付けをした時点で、血液内科の検体だけは他の診療科とは別にしてました。

なぜなら「血液内科の検体=血液疾患ありき」として、詳しく検査していくのでね!

 

血液像を引く時にも、特殊コーティングされたスライドを使います。

ちなみに骨髄像に関してはベテラン技師が専従でやってました。

 

凝固では止血機能の異常を調べる!

凝固では止血機能の異常をチェックするので。

 

ザックリ項目を挙げると・・・

「凝固検査:PT・APTT・FIB・ATⅢ・FDP・Dダイマー」って感じですよね。

 

他に比べると、ぶっちゃけそんなに手がかからない検査です。

これ専従で検査を担当するって事もほとんどないしね笑

 

管理も毎日のコントロール測定と、定期的にやるキャリブレーションぐらいだし。

ただし注意すべきは「抗凝固薬」の服用ですね。

 

もし異常値があったら電子カルテで薬の服用を確認して・・・

しっかり判断した上で再検査ないし結果の確定をするのが大事!

 

血液検査の担当になって経験すること!

血液像がうまく引けずに落ち込む笑

血液像のために、ストリッヒを引く!

まず最初に苦戦するのが血液像ですね笑

 

血液検査に配属されたばかりの頃は、鏡検は当たり前でできません。

なので血液像も最初のうちは先輩がやってくれます。

 

それでもスライドの作成だけはすぐにやることになりますよ!

 

ストリッヒがうまく引けない・・・!

誰もが学生の頃に、実習でストリッヒを引いた経験はあるはずです。

 

でも現場に出ていきなり「じゃあやってみて!」って言われてもね。

鏡検に適したレベルのストリッヒは引けないですよ笑

 

標本作製を新人にやらせてみると、みんなことごとく失敗します。

それがふつーです!

 

まあ稀に手先が器用な人で、最初からを引けることもあってビックリさせられますけど笑

 

ストリッヒのコツは?

必ず誰しもぶち当たる壁のでね。

大体は段差ができたり、短すぎたり、曲がっちゃったりします。

 

スライドガラスと引きガラスの扱いに慣れさえすれば、自然とできるようになります。

みんな苦戦しつつも、練習して100%できるようになるモノです!

 

失敗して落ち込まなくても全然OK笑

 

 

血液像で好中球の「セグとバンド」の違いで悩む笑

好中球の桿状核球と分葉核球の違いがよく分からないパターン笑

これも最初の頃によくあるやつです。

 

テキストを見ても分かるとおり、明確な基準がありますよ。

ポイントはサイズ感。細いところと太いところの差を見て判断しましょう!

 

血液像は仕事が終わった後に職場に残って・・・

標本を観察させてもらえば、すぐに出来るようになりますよ!

 

ちなみに標本はランダムに選ぶのはやめましょう!

所見がある標本をメモしておいて、後でこっそり見てみるのが上達のコツです!

 

検体が凝固してるのを見落として検査しちゃう

凝固してるのを気付かず測定する

血算を機械にかける時の流れとしては・・・

①まず血液の量を確認

②転倒混和して凝固の有無を確認

③測定開始!

 

こんな流れが基本ですけど。

忙い時とか、凝固の有無のチェックがおろそかになる事があります笑

 

そして凝固してる血算をそのまま測定器に吸引させるケースがあるんですよね。

絶対にやっちゃいけないって分かってるのに、慣れた頃に1度はみんなやります!

 

そして測定器の流路が詰まって、測定不能に。

凝固した検体を測定器に吸引させることで・・・

見事に流路が詰まって、最悪な事態になりますよ笑

 

流路の洗浄を機械的にやって、詰まりが除去できれば不幸中の幸いですけど。

私はかつて思いっきり詰まらせて、業者を呼ぶっていう最悪なパターンになりました。

 

外来の診療にもめっちゃ影響するからね!

ホントに注意した方がいいです。

 

小児の検体量の少なさに焦る

しょっぱな小児の検体が来た時って、みんな驚きますよね笑

 

小児用のスピッツに、ホントに数滴しか血液が入ってないのでね。

「え!こんな少ないの?!検査できないじゃん・・・!」って感じになります。

 

でも大丈夫。検査はちゃんとできます笑

小児の検体は「微量測定モード」でマニュアル測定すればイケるやつです。

小児じゃなくても、あまりにも検体量が極端に少ない時はマニュアル測定が基本ですね!

 

ちなみに、少量しか取れてない時って採取に時間がかかってることも多いのでね。

凝固してる検体の可能性も高いので注意しましょう・・・!

 

貧血に過剰に反応する笑

最初の頃って、ヘモグロビンが低い患者にやたらと反応します笑

 

Hbが低いのを見ると、すぐに「輸血だ!」って思いがちなんですけど・・・笑

入院患者さんなんかは、ずっと低い状態を維持してる人はたくさんいるのでね。

 

直近の値よりも下がってなければ、基本的にはフォローになるはずです。

「前回値と比較してどうなのか?」ってところが判断の要です!

 

精度管理を、ビミョーなラインでOKにしちゃう

血算の精度管理は、朝にやるのが通常の流れですけど。

クローズとマニュアルで、それぞれ管理限界を超えてないか確認していきます。

 

でも他にも色々とやることがあるから・・・

けっこービミョーなラインでもOKにしちゃうことがあるんですよね笑

 

それを後で先輩が気付いて、怒られてやり直しするってパターン。

どんなに急いでても、検査結果のベースとなる精度管理はしっかりやらないとダメです!

 

病棟検体の結果が遅れれば怒られるかもしれないけど・・・

それ以上に、精度管理ビミョーでスタートさせた方がよっぽどダメなので注意!

 

いっくんのまとめ

今回は、血液検査に配属されてから体験しそうな話をまとめました。

 

まあ施設によって扱ってる検査機器も違うし、システムも違うので一概には言えませんけどね。

血球数は検査するけど、血液増やマルクは外注する施設もありますしね!

 

あくまで1つの参考例として、読んでもらえればと思います!

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2017.05.05