血液検査の結果はいつ出る?採血してから時間がかかる理由も説明します!

どうも!いっくんです!

私は総合病院で勤める臨床検査技師です。

みなさん病院を受診した時に、採血を受けることってありますよね?

 

多くの人を悩ませるのが、採血してから検査結果が出るまでの待ち時間だと思います!

この記事では「血液検査の結果はどれぐらいで出る?」「時間がかかる理由は何なのか?」を説明していきますね。

 

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採血結果の待ち時間が知りたい方へ!

私は病院で臨床検査技師として働いています。

採血業務を担当していた頃は1日100人ぐらいの採血をやってました。

 

体調が悪くて病院を受診した時、採血を受けるように指示される事がありますよね。

血液検査で当日待たされるかどうかは状況次第です!

当日に検査結果を待つ必要がある場合もあれば、後日に結果を聞きに行けばいい場合もあります。

【待たされるパターン】

・医師がすぐに結果を知る必要があると判断した場合

⇒当日に採血した結果が出るのを待って、それから診察を受けて治療方針を決めます。

患者の体調をリアルタイムに把握できるので、より正確かつ迅速に診断してもらえます!

 

・経過観察中の採血の場合

⇒診察の1時間前ぐらいに採血して、その結果を踏まえて診察に入る。

【後日結果を聞きに行くパターン】

・緊急性がないと判断された場合

⇒当日は採血結果を待たずに帰宅して、次回診察の時に結果を聞きます。

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検査結果が出るのが遅い?

採血後にそのまま当日診察をする場合には、結果が出るまで待合室で待たされることになりますが・・・

結果が出るのが遅くてイライラしてる患者さんも多かったです。

 

「早く帰りたいのに、いつまで経っても診察に呼ばれない」

「診察前採血なのに時間かかり過ぎだろ!」といった声は実際によく聞きます笑

 

診察の順番が来なくて看護師に状況確認をすると、下記のような返答があると思います。

スタッフ:「検査結果がまだ出ないんですよー、もうちょっと待ってくださいね。」

中にはこう言われてイライラした経験のある人もいるかもしれません。

 

私は血液検査も担当してますけど、正直言って検査にはけっこー時間がかかります。

そこで今回は検査技師の立場で、血液検査に時間がかかる理由を簡単に説明しますね!

これを読めばきっと納得できるはずです。

 

血液検査の結果は通常何分ぐらいで出るのか

採血で得られた血液はそれぞれ専用の検査機器で検査をしますが、検査項目によって検査にかかる時間は変わります。

早いものだと数分で結果は出て、長いものでは1時間程かかります。

 

それでは検査時間をザックリ説明していきますね!

血算:検査時間3分~」

血算は貧血などを調べる検査でほぼ毎回やります。

採取した血液を容器ごと機械にセットするだけで、結果は3分ぐらいで出ます。

 

生化学検査:検査時間30分~」

生化学は肝機能、腎機能、血糖や脂質などを調べる検査です。

所要時間30分ぐらいでけっこー時間がかかります。

ちなみに検査項目が少なくても多くても、検査時間は数分ぐらいしか前後しません。

 

感染症&ホルモン:検査時間60分」

一般的な血液検査の中では、感染症やホルモン検査が一番時間かかります!

当日中に結果を知りたい場合は、1時間ぐらい待つことになりますよ。

 

「特殊な検査項目があった場合」

病院内の検査室では実施できない検査はたくさんあります。

そういった特殊な検査項目があった場合には、外部の検査センターに外注します。

 

こんな流れ↓↓を辿って、結果が出るまでに早くとも2~3日はかかります。

「業者が血液検体を回収⇒検査センターへ運搬⇒前処理&測定⇒結果の報告」

 

検査の種類によっては1週間ほどかかる場合もありますよ。

 

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血液検査に時間がかかる理由とは?

生化学や感染症・ホルモンの検査は、血液を遠心機にかける必要があります。

上の写真が遠心機で、ここに血液が入った容器を入れて高速回転で遠心します。

 

遠心機は1分間に3000回転する機械、この処理工程で10分かかります

出典:http://www.pearl-dent.net/

遠心が終わると血液は上澄み(血清)と血球成分に分かれます。

続いて検査機器での測定で更に時間がかかります。

 

生化学検査では血清を使って測定機器で検査をしますが、結果が出るまで15~20分は必要です。

遠心分離の10分を合わせ、生化学検査はトータル最低30分かかる計算です。

※感染症やホルモン検査は測定に必要な時間が長いので、遠心分離を含めトータル60分ほどです

 

検査結果が出たら検査技師が数値をチェックし、問題なければ医師の元へ結果が送られます!

それからやっと患者さんが診察室に呼ばれる流れです。

つまり患者さんが受ける検査項目次第で、結果が出るまでに30分だったり、60分かかるワケです。

 

再検査で時間がかかるケースもある

大事なポイントして把握しておいて欲しいのが・・・

もし結果に異常があれば再検査に入るので、さらに時間がかかります。

 

待合室が込んでないのに、採血して1時間以上呼ばれない時は再検査してる可能性が高い。

「どうして再検査をするのか?」ですが、検査結果が正しいか疑わしい時に確認目的で行われます!

・初回の検査だけど結果が異常だった

・前回の検査と比べると値が全然変う

みなさんは「再検査したところで結果は同じでしょ?」って思う方もいるかもしれませんが…

患者さんに異常があるのか、検査工程に問題があったのかは1回の検査では分かりません。

 

機械の偶発的なエラーが原因であれば、もう一度検査すれば正しい値が出てきますし。

そういった予測出来うる様々な可能性を検証するために、検査をやり直す必要があります。

どこの病院でも再検査は日常的に行われてます!

 

再検査にかかる時間についてですが、

生化学や感染症等で再検査をする時は大抵最初の遠心分離からやり直します。

最終的に出た結果を検討する時間も含めて、通常の倍ぐらいの時間が追加でかかってきます。

 

だから再検査をするのが決まった時には、検査科から診察室に下記の通りで一報入れてます。

検査技師:「○○さんの生化学検査、これから再検査するんで遅くなります!」

 

再検査にかかる時間も正確な診断には不可欠

遅くなるのがイヤな患者さんの中には「再検査なんかしなくていいよ!」って方もいますが、それはムリなんです。

間違った結果をもとに治療するのは患者さんにとっても不利益だし、病院側としてもアウトです。

疑わしき時には必ず再検査しますし、まともな医療機関ほど検査結果にこだわり結果が遅くなる傾向です!

 

患者さんが待合室で待たされる背景には、こういった事情があります。

場合によっては「採血した後にとり直しになる」こともあるので、それも頭に入れておきましょう!

 

いっくんのまとめ

今回は、血液検査がどうして時間がかかるのかお話ししました。

 

「もっと早く検査結果出せよ!」って思うのは当然です。

でもまあ、時間がかかる理由が分かれば少しは気も紛れるかとは思います笑

 

血液検査の裏側には、こういった事情もあるってことを頭に入れといて下さいね。

あと、次回採血する時に役出つ「採血の痛みを減らす方法」も参考にしてください。

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