
出典:http://www.doctor-map.info/dtl/15600000285/
どうも!いっくんです!
私はかつて3泊4日×2回の治験バイトに参加したことがあります!
治験で入院したのは「上尾メディカルクリニック」でした。
治験での入院生活ってイメージが湧かないと思ので・・・
経験談として、入院1日目がどんな感じだったかお話ししますね!
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【今回の目次】
治験バイトとは?私は治験を受けたことがあります!

みなさんは臨床治験に興味ってありますか?
私は学生時代に治験バイトに参加したことがあります。
その治験は3泊4日の入院を2回繰り返すもので、なかなか刺激的な日々が送れました笑
治験の入院生活ってイメージしにくいから、みんな気になるところなんですよね。
事前検診の時とかに入院生活の流れはさらっと説明されるけど、これから治験に参加するつもりの人が知りたいのはもっとリアルなやつですよね笑

この記事では、治験体験者が感じたリアルな話を書いていきます。
事前検診に合格するまでの流れはこちらを参考に!
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治験バイト:入院初日の流れとは?
入院当日は17時にクリニック集合

出典:http://www.doctor-map.info/dtl/15600000285/
私は埼玉にある「上尾メディカルクリニック」で治験を受けました。
このクリニックは住宅地の中にあるんですけど、けっこー古い造りの建物です!
入院当日は17時にクリニックに集合します。
バスでクリニックに向かってると、途中でリュックや大きなバッグを持って歩いてる集団がいたのでね。
「あ、この人達も治験参加者だわ」ってすぐ分かりました笑
ちなみに集合してすぐに入院前検査を受けるため、昼食は12時までに食べ終えてそれ以降は絶食です。

施設に到着したら受付する。

17時前に施設に到着したので、窓口のスタッフに治験参加者だと伝えに行きます。
治験が行われるフロアまで案内され、そこで自前の上履きに履き替えて受付をします!
予約していた名前を伝えると、治験番号とハンドルネームが書かれた「ネームホルダー」を渡されます。

治験入院中はそれを首にかけて過ごすことになって、スタッフからは「Fの5番さんこちらへどうぞー」って呼ばれます。
周りの人達もみんな首から番号を下げてるので、「どっかの囚人みたいだな笑」って思うはず笑
ちなみに治験参加者のほとんどはコミュニケーションをとろうとしないタイプでした。
私は運良く話せる人が見つかって、初日から3人で行動してたので過ごしやすかったです!
入院前検査を受ける!

貴重品や使わないモノはとりあえずロッカーに入れて、それからすぐ入院前検査として採血と採尿を受けました。
ここに来てる治験者はみんな事前検診をクリアした人達ですけど、まだ油断はできません!
なぜならこの検査と、翌朝の検査の結果によっては帰らされることになるのでね笑
入院部屋に案内されるが、狭くて汚かった!

受付が終わって看護師に部屋まで案内されましたが、中に入ってビックリしました。
大きめな部屋に所狭しと簡易ベッドが並べられてて、まるでタコ部屋です笑
隣のベッドとの距離感は30㎝ぐらい、靴を脱いでベッドに寝ることができるギリギリの隙間。

今回は特に治験の参加者が多いということで、大部屋に簡易ベッドを詰め込めるだけ詰めるパターンだったそう笑
後で気付いたのが、そこは施設の中でもハズレ部屋らしい。
実際に同じフロアでは一室6人だけで使ってるような普通の病室が大半で、そっちは室内もベッドもキレイでしたからね!完全にハズレを引きました笑
ちなみに持ち物検査をされなかったことにはかなりビックリしました!
消灯は22時です!
治験入院中は22時には消灯でしたけど、初日だったのもあって全然眠れません。
隣とのベッドが近すぎて落ち着かないし、周りの呼吸音なんかも気になる。ない!
不快指数も高くて眠れず、夜中の3時ぐらいまでずっと起きてました笑 翌日は7時起床なので早く寝たかったんですけどね・・・

他の参加者も消灯してから24時頃まで起きてスマホをいじってる人が多かったですよ。
治験バイト:入院2日目は治験薬の投薬日。採血の多さが苦行すぎる!
2日目は治験薬の投薬日です!

入院2日目は治験のメインとなる投薬日です。
投薬日なので朝ご飯は抜きで、起床してからはコップ一杯の水を渡されて飲みます。
この日はまず朝一番で検査をして、異常がない人に対して治験が行われる事になります!
水を飲んだら血圧や体温、採血を行って、検査結果が出るまでベッドで待機します。
あくまで健康状態が良好な人じゃないと治験には参加できないので・・・検査結果次第では治験に参加できず帰らされます!
事前検診で合格しても、入院中のコンディションが悪ければ投薬前に帰らされるワケです!
私が前日夜に仲良くなった人も、除外されて帰宅することになりました。こういうのがあるから治験って油断できませんね。
ちなみにこの日のお昼ご飯は13時過ぎなので、前日の夕食19時~翌日の昼食13時まで絶食する事になります笑
治験に参加できる人だけ残って、治験薬を投薬!

治験入院中は投薬日が一番しんどくて、薬を飲んだ後に短いスパンで何度も採血されます笑
治験に参加できる人だけその場に残って、いよいよ治験の本番である投薬が開始されます!
どんな内容の薬かは事前に知らされてるけど・・・まだ国内で出回ってない薬を飲むことになるので、ちょっとドキドキ笑
順番に呼ばれて、看護師のすぐ目の前にまで移動します。
そして薬の飲み方について、細かく指示をもらって飲むことになりますよ!
ちなみに看護師さんは基本的に適当な感じでしたけど、治験参加者が薬を飲むところだけは緊張感をもって仕事してました笑
タイムキーパー役の看護師が隣に立って時間を計りつつ・・・あと何秒で薬を飲むか指示を出してきます笑
指導された内容はだいたいこんな感じです。
「容器に入ってる錠剤の薬は手で掴まず、容器を口元にあてて直接口の中に入れてください」
「薬を飲むための水は規定量なので、すべて飲みきってください」
「薬を飲んだか目視で確認するので、指示をしたら口を開いて舌を上下に動かしてもらいます」
「自分のベッドまで移動して、試験終了の合図をするまでベッドから移動することを禁止します」
薬を飲まずに捨てるような不正は絶対に出来ないよう、けっこーガチガチに監視されてました!
数時間ベッドから出られず、採血を受け続ける

13時までずっとベッドで待機しつつ、一定の間隔で採血をされます。
ちなみに入院するタイプの治験では、採血が10回以上あるのは普通です!採血が苦手な人にとってはかなりキツい。
私も苦手ではなかったんですけど・・・思いっきり誤算してました。
採血の回数がやたら多いので、てっきり「留置針」を使った採血だと思い込んでたんです!

出典:http://takuwatanabe.com
この写真に載ってるのが留置針って呼ばれるやつで、コレなら1回普通に針を刺すだけで済みます。
針を刺した後には、プラスチック製のやわらかいカテーテルだけが血管の中に入ったままになるので。
既に血管の中までカテーテルが入ってるので、接続されたカテーテルからいつでも採血ができるし痛くないんです。

施設によっては留置針でやるけど、最悪なことにこちらは留置針を使わずに毎回採血するスタイルとのこと。
てっきり留置針を使った採血だと思ってたから申し込んだのに!急に恐怖が押し寄せました。。。
この日は1日20回ほどの採血を予定してます・・・つまり両腕を交互に刺したとしても、片腕で10回ずつ刺されるんですよ?
これまで1日に採血された最高回数は3回ぐらいなのに、それが20回とか言われたらビビるって!
午前中は怒濤の採血!
ベッドに戻った治験参加者は、あとは採血をひたすら取られるだけです笑
看護師が部屋の中に採血台を運んできて、それぞれのベッドサイドで採血していきます。
ちなみに投薬してから採血のスパンはめっちゃ短くて、しばらくは15分間隔で採血されました。
1人の看護師がタイムキーパーで「1分前です。30秒前です。15秒前です。お願いします!」って感じで時間を読み上げます。
そうやって指定された採血間隔を遵守するわけですね。
採血後って5分間は採血部位を止血するように言われるんですけど、15分間隔での採血なのであっという間に次の採血になります笑
つまり止血が終わってから5分も経たないうちに、また次の採血準備が始まるので感覚的にはめっちゃ早い・・・!

午前中は怒濤の採血地獄ですけど、午後からは2~3時間おきの間隔になるのでラクになります。
最後の採血は夜21時でそれが終わったら就寝。この日はちょっとゲッソリしました笑
薬の副作用は特に感じず。
薬を飲んだことによる副作用は感じませんでしたよ!
私はもともと「治験」という試験自体に興味があって参加したのでね・・・
周りの人にも副作用を感じたか聞いてみたけど、みんな何事もなかったです!
治験って偽薬を投与される人達も一定数いて、全体のうちの何割かは治験薬ではないんです。
こういった試験には偽薬を与えられる人達もいるって、頭に入れておきましょうね!
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治験バイト:入院3日目~4日目の流れ!

入院3日目は、1日で採血2回するだけでした!
治験入院2日目が投薬からの採血地獄でしたけど・・・入院3日目は1日のうちに採血を2回やるだけでした!
治験ってやっぱり投薬日が一番大変です。薬を投与してから体内での薬の濃度変化を追うために採血しまくるので!
怒濤の採血さえ乗り越えれば、あとはサクッと終わる印象。
かなり自由度も高くて、採血以外は完全なる自由時間です笑
私は治験で仲良くなった友達と、ずっと話したりゲームをして過ごしてましたよ!
この頃には入院生活に慣れ始めていたので、心身共に安定してました笑
採血以外でスタッフが声をかけてきたのは、1日通してご飯とシャワーの合図ぐらい笑
実際に入院3日目と4日目はあっという間に終わりました。
まあスタッフは一応、治験参加者の体調の変化をフォローしてるのでね。
廊下や病室をたまに見に来て、治験参加者の様子を確認してくれてました!
みんなゆっくり過ごしてた

投薬日以降は、みんなゆっくり過ごしてましたよ笑
ひたすらパソコンでゲームやったり、アニメ見てたり。
インドアでずっと楽しむことができる人達にとっては、この日は快適そうでした!
私は外に出たくてウズウズしてましたけど笑
「外出ちゃダメ!」って言われると出たくなる現象ですね。
私は当時ブログはやってなかったのでただ暇を持て余しましたけど、パソコンで仕事が出来る人は最高だと思います。
ブロガーさんに治験は向いてそうです。ネタにもなるしね!
治験バイト:一時退院後は、再入院して同じことを繰り返す?!
入院4日目に一時退院!

入院4日目になりました!3泊4日の治験なのでここで一時退院です。
また翌週には3泊4日を繰り返すワケですけど・・・とりあえずは退院!
退院する日の朝には、入院当日と同じ検査メニューをこなしましたよ!
「体温、血圧、尿検査、採血、心電図」って感じですね。
特に問題がなければそのまま帰宅です!
一時退院中は自由に過ごす!
一時退院した時は、開放感がヤバかったです笑
治験中に仲良くなった年齢バラバラの人達と、帰りに一緒に飯を食いに行きました。
治験中に仲良くなった人とはいまだに交流があります笑
一応、治験は数日後に再開するのが分かってるのでね。
退院中も自分の身体は大事にして、注意事項を守って生活してましたよ!
まあ退院した当日だけは暴食した記憶がありますけど・・・

退院してから数日後に再び治験入院!

この時に参加した治験は、3泊4日を2回繰り返すものだったので。
これまで説明した入院の流れを、もう一度繰り返しました!
2度目の入院で、1度目と違うポイントは特にありませんでした。
検査内容もほぼ一緒だし(身長と体重の検査だけは省略されてた)。
入院中のメインイベントである「投薬からの検査の流れ」も1回目とまったく一緒!
さらには食事のメニューも完全に同じっていうね笑

ちなみに、2回目の入院でも検査結果によってはリタイヤすることになるんですけど。
ぶっちゃけ治験参加者には1回目の入院で投薬と検査のコストをかけてしまってるので・・・
2回目の治験はよっぽどコンディションが悪くなければ受けさせてくれるはず。
せっかく途中まで求めたデータは、最後までフォローしたいと考えるのが自然ですからね!
実際に私と同じ部屋に入院してた人は、誰一人リタイヤしてませんでした!
退院時に治験参加費が渡されるので、途中で来なくなる人もいなかったしね笑
最終日に治験報酬をもらう!
そして2回目の入院の最終日に、治験協力費としてお金を手渡しされました!
3泊4日を2回繰り返したことによる対価は、12万5000円です。
つまり私が受けた治験は1日あたり15000円ぐらいだったってことです!
正直なところ金額に見合ってるかどうかはビミョーです。一時退院中は私生活も制限を受けるしね!
入院を数回に分けてやるタイプの治験に関しては、長期休暇中の学生や無職の人じゃないとキツいはずですよ。
まあ途中でリタイヤすることなく無事に終えられたのは達成感があって嬉しかったですけどね!

今回は、治験バイトで入院初日から退院するまでの流れや感想をお話ししました。
わたしは治験がどんなモノかを知りたくて参加してみました。
治験生活では投薬日は制限も多い中で採血地獄なのでかなり過酷でしたけど・・・投薬日意外に関してはラクでしたよ!
基本的に参加者の99%はお金目当てで来てると思って間違いないです笑
でも間接的に誰かの役にも立てるのは事実だし、何よりも刺激的な体験ができたので私は満足でした!
もしご興味がある人は「医学ボランティア会」の治験サイトで相談してみてくださいね!
無料登録すれば担当者から連絡が来て、すぐに話が決まりますよ。