
どうも!いっくんです!
私はかつて「知的障害者の入所型施設」で働いていました!
その施設では、日常的にある問題を抱える利用者さんがいました。
利用者の家族とやりとりがあったんですが、その中で家族の発言に大きな矛盾を感じてイライラしました!
こちらの記事では、親が知的障害者の子供を虐待する現実についてお話していきます。
ある利用者さんの問題行動を巡って、両親と話す機会があった。

出典:https://www.pakutaso.com/20160656175post-8215.html
私はかつて「知的障害者の入所型施設」で働いていました。
施設関係で勤めている人にとっては珍しくないですが、利用者さんには「食便や便いじり」をする人がいました笑
その利用者さんは「うんこ」が大好きで自分のうんこを食べたり、触って遊んだりするワケです。
それに対処するスタッフは、心身ともにすげーキツいです。
ある利用者さんも、こうした傾向が強くて施設でも問題になってたんです。
他の人と違ったのは、そのスケールのデカさですね笑
1日に1~2回にわたって、大量のうんちを「自室や外の壁」に塗り広げようとするんですよ!
1日に1回ぐらい少量まき散らす程度なら許容できるけど、さすがに多すぎる。
そのたびにスタッフが清掃しないといけませんので「うわー、マジでやめてくれよホントに・・・!」ってなってました笑
段々とみんな我慢できなくなってきて・・・「これはさすがにダメだろ」って話になって家族と話し機会を設けました。
利用者家族と面談して、解決策を話し合う。

あまりにも状況が酷いので、対策が講じられることになりました・・・!
便いじりの状況を保護者に伝えて、これを抑止するために利用者家族に相談することになったんです。
対策方法としては「パンツからおオムツに変える」「ズボンを自力で外せないようにする」ってことでした。
1日に何度かオムツ交換して、そのたびに綺麗に拭きとようにすればうんこを撒き散らされる事による「職員の負荷」や「他の利用者への悪影響」も解消されます!
しかし、その保護者(両親とも)からは「NG」が出されました・・・! 理由は子供が「かわいそうだから」とのこと。
「本人はそれが大好きなんだから、自由にやらせてあげて欲しい。それに身体の一部を不自由にされるのが親としてはイヤだ」っていう。
まあ保護者からの「子供がかわいそう」っていう意見は最もなので、施設側はそのまま引き下がりました。
しかし、ポイントはここからなんですよ・・・!
親が知的障害者の子供を虐待していた?

その利用者は一時帰宅すると、必ずあざができる
ここまでの話を聞くと。
きっと「利用者の両親は子供想いで優しい方なんだろうな」って思いますよね?
でも実際には怪しいところがあるんですよね・・・
その利用者さんが自宅に一時帰宅する事があるんですけど、戻ってきた時に毎回身体にあざが出来てるんです。
ちなみに家族構成は「父、母、利用者の3人」だけ。
誰がどうみても「殴られた時に出来る感じのあざ」で、範囲は顔以外の手足や腹背の全体にわたってある感じ。
虐待と断定できる証拠はないが、非常に怪しい。
それをハッキリ「虐待」だと確定出来る「証拠は無い」ですけど。
少なくとも職員サイドは「これ虐待されてるよな」って認識しちゃってたのでね。
施設職員同士で保護者に「探り」を入れてみようという話になって・・・
利用者の身体に出来たあざについてそれとなく突っ込んだことがありますが、答えがまさかの「いや・・・ちょっと分かりません」でした笑
もう完全にクロですよね。一時帰宅中には家族が入浴介助するワケだし、気付かないはずが無い。
「便いじりが出来なくなったら息子が可哀そう!」っとか言ってた保護者だけど・・・「お前らこそ何してんだよ!」って話ですよね。
親が障害を持つわが子を虐待するのは珍しくない
全国で起こっている障害者虐待の8割近くは、父母や兄弟姉妹などの身近な家族によるものです。
虐待といっても種類はいくつかあります。「心理的虐待・経済的虐待・放棄、放置・性的虐待・身体的虐待」など。
この中で殴るなど身体的虐待が一番多いです。
一番関わりが強い父母や兄弟姉妹による虐待が多いのは悲しいけど、これが現実なんですよね。
それに虐待の痕跡が見られるのは、施設内の他の利用者数名にも存在しました。
親から子供への虐待。この矛盾がどうしても納得できない!

こんなに「矛盾した現実」ってないでしょう。
自分の家では便いじりとかに耐えられなくて施設に預けてるのに・・・施設には子供に対して無茶な要求をしてくる。
更には一時帰宅の短期間でも強いストレスを感じて子供に虐待してる現状がある。
自分達が「子供に対して暴力をふるうのはOK」ってこと?!
なにより自分でもできない事を、平然と施設に要求するっておかしくない?
こんな利用者家族は施設にとってはホントに脅威です。
もっと施設のやり方に理解を示してくれればいいのになって思います。
働いている間にこういう「人間の汚い部分」というか・・・大きな矛盾を感じてかなりイヤでしたね。

今回は施設利用者の「家族とのやり取り」で感じた事をお話ししました。
自宅では面倒を見きれなくて施設に預けていて・・・
さらには、自宅では子供に「虐待」をしているのが濃厚な状況で。
施設に対しては「うちの子供がかわいそう!」って感じで言い切れちゃうのが不思議です!
ホントに理不尽極まりないです。
もっと理解があれば、円滑に進んでいくのにって思いましたね。