一般検査の担当になった臨床検査技師へ。仕事内容を簡単に説明します!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

総合病院で働いていて、これまでに色んな検査をローテーションしました!

 

今回は、わたしが一般検査に配属されてから経験した事を書いていきます。

1つの参考として見てみてください。

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総合病院で一般検査を担当していた。

私は総合病院で働く検査技師で、かつて「一般検査」を担当していました。

 

一般検査のメインは尿検査です!

病院によってルーチンで行う仕事内容は違いますけど・・・

 

ここでは私が勤める病院を例にして、一般検査についてお話していきます!

ちなみに私は「顕微鏡酔い」するので、何時間も尿沈渣を見るのは大変でした笑

 

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一般検査とは?

一般検査とは?

一般検査とは「尿・便・体腔液など」の検査のことです!

 

一番ベーシックな「尿定性検査」は、試験紙を尿に浸して尿の性状をチェックするものです。

そして「尿沈渣検査」は、尿中に含まれてる有形成分を調べるために顕微鏡を使って検査します!

 

便検査は「大腸がん」を調べる検査のことで・・・

腸の中で出血が起こると便に血(血液中のヘモグロビン)が付くので、それをチェックする感じです。

 

最後に体腔液の検査ですけど。

「胸水・腹水・髄液など」の体液が検体として出されて、細胞数のカウントなんかをしていきますよ!

 

尿検査は泌尿器科や入院時の検査で、ほぼ100%オーダーされるのでね。

どこの病院でもやってるし、身につけておいて損はないスキルです!

 

尿の定性検査とは?

尿定性検査では、尿に試験紙を浸すことで色んなことを調べていきます!

 

試験紙には各種試薬が染み込んでいて、尿の成分と反応して色調が変わるワケですね。

ザックリした検査項目はこんな感じ・・・!

 

「PH・比重・糖・蛋白・ケトン体・潜血・ビリルビン・ウロビリノゲン」

あとは肉眼レベルで、色調や混濁の具合を判断します。

 

ある程度大きな病院では自動測定器があるので、検査の手技としてはめっちゃ簡単です!

尿をスピッツに入れてラックにセットさえすれば・・・

自動測定器が測定と結果の判定まですべてやってくれるので!

 

でも小さい病院やクリニックでは、いまだに試験紙法で目視判定してますね。

 

ちなみに医療における検査の歴史を紐解いていくと・・・

古代ヨーロッパにおいて「尿検査」からスタートしてるんですよね!

いっくん
私の感覚としては、尿検査は臨床検査の根幹だと思ってます。

尿沈査とは?

尿沈渣では、尿中に含まれてる有形成分を顕微鏡で調べます。

 

おしっこを遠心機にかけると、底におしっこ中の有形成分が沈殿しますよね?

その沈査を顕微鏡を使って見ていくワケです!

 

尿定性に使った尿を使って、1500rpm5分で遠心機にかけて・・・

終わったらデカンテーションして、染色液を1滴垂らせば準備OK!

 

スポイトで1滴垂らして、カバーガラスをかぶせて鏡検していきましょう。

 

尿中に出現する有形成分はザックリこんな感じです・・・!

 赤血球  白血球  扁平上皮  移行上皮  尿細管上皮  硝子円柱

上皮円柱  顆粒円柱  球菌  桿菌  結晶  異型細胞

細胞成分は鏡拡大での概数で表記して・・・

円柱や結晶、細菌は「+」or「-」の定性表示してます!

 

ちなみにうちの施設では全自動の「尿中有形成分分析装置」があるので。

基本的に異常な細胞成分がなければ、機械が表示した結果をそのまま送ってます!

 

フラグを確認して目視が必要そうな場合だけ、顕微鏡で見てる感じです!

 

一般検査って何事もなければ楽勝なんですけど・・・

異型細胞が出た時には、コメントを書くのが大変です。

 

便検査はちょっと萎える笑

続いて便検査(便Hb検査)ですね。

うんこを検査するので、慣れるまではちょっと抵抗ありましたよ・・・笑

 

この検査も自動測定器があるので、セットだけすれば測定が開始されます。

前に勤めてたところでは用手法でやってましたけどね笑

 

溶け出たうんこ汁が指につくっていう最悪なパターン・・・!

まあさすがに手袋してるけど、それでもなんとも言えない気持ちになります笑

 

体腔液の検査とは?

体腔液は「胸水・腹水・髄液など」の体液のことで・・・

検体として出された時には、細胞数のカウントなどをします!

 

髄液検査が出るとけっこー手間もかかるので、検査の流れがいったんストップする感じは否めません笑

 

注意すべきは「細胞数のカウント」ですね!

医師が「細菌性髄液炎」を疑って、髄液検査を出してきたとして。

 

ホントは白血球だらけなのにもかかわらず、検査技師がピントを合わせてなくて細胞数0で結果を送っちゃった場合に・・・

いっくん
抗菌薬を使わずに経過観察になったら、亡くなる可能性がある! 

油断も慢心もせずに、しっかり検査していきましょうね!

体腔液の検査をするときは、毎回ちゃんと電子カルテをチェックしてやった方がいいですよ。

 

一般検査担当になって経験すること!

尿をうっかりこぼす・・・!

ぶっちゃけ尿定性検査って、単純作業の反復になります。

 

尿コップをよく攪拌して⇒スピッツに10㏄入れて⇒専用ラックにスピッツをセット・・・!

これを1日中ずっと繰り返すワケです。

 

私はかつて、スピッツをラックにセットするときに油断してこぼしましたよ。

幸いなことに元の検体が余ってたから問題はなかったけどね。

 

何千何万回と同じ作業をしてたら、確率論的にそりゃいつかはこぼしますって笑

 

同僚にはコップごと派手に引っ繰り返した人がいて、取り直しをお願いする事態になってて大変でした。

みなさんも注意してくださいね!

 

手袋をつけずに検査して後悔する!

医療従事者は、検体に触れる時は手袋をするのが原則ですけど。

 

かなりリアルな話をすれば、施設によって、スタッフによっては手袋なしで仕事をしてたりしますよね。

私は血液を扱うときなんかは、基本は手袋をつけてますけど。

 

うちは「電話に出る時は手袋を外す」っていうルールがあるので。

一日に何回手袋を付けたり外すハメになるんだって話です笑

 

手袋つけずに検査スタートして指につくことはよくあります!

いっくん
おしっこって感染性が低いので「まあ尿だし、いいか」って感じで油断しちゃうんですよね笑

そして臭いのキツい尿が指についた時に後悔します。

 

これはよくないので見習わないようにしてください!

 

採尿室に尿が置き去りになりがち・・・!

 

検査用の尿が提出される経路って、大きく2パターンあるんですよ。

「採尿室で採取された尿」か「病棟スタッフの手で届けられた尿」のどちらか!

 

外来で採取される尿に関して、基本的な流れとしては・・・

スタッフが採尿室を定期的に巡回して尿コップを回収してくる感じです。

 

そんな中において、看護師から「尿検査の結果問い合わせ」の電話が来ることがあります。

いっくん
〇〇さんの尿検査の結果ってまだ?かなり前に提出したはずだけど・・・ 

検査室を探してみても、そんな検体は届いてないので。

尿コップを探しに行くと、だいたい変な場所に置きっぱなしになってます笑

 

「採尿室の個室トイレの中」「車いすトイレの中」に置かれてたりね。

そういったケースはちょいちょいあります!

 

尿の代わりに水が入れられてることも・・・!

尿検査を担当してしばらく経つと・・・

尿コップに水が入れられてると、すぐに分かります。

 

たまにいるんですよね、おしっこが出ないからって水を入れてごまかそうとする患者さんが笑

 

みなさん最初はしらばっくれるんだけど・・・

比重とか検査すれば、水だってことは一発で証明できますからね!

 

こっちが確固たる証拠があることを示すと、みんな観念します笑

 

細胞診や細菌検査があるのに、尿を渡し忘れる笑

一般検査では尿検査をした検体って、基本は外来が終了するまで保管しますけど・・・

 

尿検体って他の検査でも使われることがありますよね。

例えば、病理検査の中の「細胞診」や「細菌検査」で使います!

 

尿検体が届いた時の流れとしては・・・

最初に到着するのが一般検査で、そこで受付してから尿を取り分けて必要な部署に渡す感じです。

 

でも忙し過ぎる時とか、たまに持ってくのを忘れちゃうことがあって・・・

細胞診は遅れてもギリセーフだとして、細菌検査は菌数が大きく変動するからよくないです!

 

受付した時に分注用のラベルがちゃんと出るシステムであれば。

スピッツに貼り付けて、早めに各担当者に渡してあげるべきです。

 

いっくんのまとめ

今回は、一般検査に配属されてから体験しそうな話をまとめました。

 

多くの検査技師にとって関わりのある検査なので・・・

最低限こなせるようになると、あとが楽になりますよ!

 

まあ施設によって扱ってる検査機器も違うし、システムも違うので一概には言えませんけどね。

あくまで1つの参考例として、読んでもらえればと思います!