【臨床検査技師】検体(血液・生化学・免疫・輸血・一般)検査担当の1日。

どうも!いっくんです!

 

私は病院で働く臨床検査技師です。

検体検査を担当する検査技師の1日ってイメージできますか?

 

もちろん施設によっても違いますけど・・・

今回は私の働いてる病院を例にして説明していきますね!

検体検査の仕事の流れを知りたい方へ!

検体検査とは?!

私は病院で臨床検査技師として働いています!

 

病院では色々な検査を担当してるのが臨床検査技師ですけど。

病院の臨床検査部門って、大きく分けて3つあるんです!

 

検体検査部門生理検査部門病理部門って感じですね。

 

それぞれの部門で検査室が分かれてて・・・

臨床検査技師がそれぞれの検査を担当することになります!

 

ここでは検体検査に絞ってお話しします!

検体検査っていうのは「血液検査、一般検査、生化学・免疫検査、細菌検査や輸血検査など」ですよ。

 

検体検査の仕事の流れが知りたい方へ!

特に今現在学生で臨床検査技師を目指してる人とかは・・・

検体検査の現場の流れってけっこー気になるはずなのでね!

 

まあ「施設の規模」や「診療科の多さ」で検査体制は違うので、一概には言えませんけど。

 

そこそこ大きい総合病院で働く私の一日で説明していきますよ!

毎日どんな感じで仕事をしてるか参考にしてください。

 

検体検査の1日の流れ!

私が検体検査を幅広くやってた当時の1日を書いていきますね。

 

急性期の忙しい病院なので、朝から夜までずーっと検査しっぱなしでした笑

この頃のルーチンはこんな感じです!

 

8:00 出勤

多くの病院の出勤時間は8時30ですけど、私は毎日8時に出勤していました。

 

8時30っていうのは、あくまで遅刻にならない最低限のラインなので・・・

社会人なら普通はちょっと早めに行くものですよね笑

 

とにかく朝は忙しいので、他のスタッフもみんな早めに来てました。

朝は病棟からくる検体がたくさんあるのでね。

 

前日から働いてる当直スタッフが、一通りの検査機器の立ち上げはやってくれてますが・・・

当直明けでボロボロに疲れ切ってるので、フォローするのも大事!

 

まあ大抵の施設では交代制で「早番」とかも設けてて。

私みたいに少し早く仕事を始めていますよ!

 

日勤の仕事が始まるまでに、当直明けスタッフから夜間帯の検査の引き継ぎもします!

 

8:30~12:00 午前の仕事

8:30になると外来がスタートします!

 

採血室では順番待ちしてる患者さんの採血をガンガン進めていきますし。

検査室の忙しさがピークを迎え始めます。

 

検査室では届けられた「血液、尿、その他」を処理していきます。

検査機器にかけて検査したり、顕微鏡でみていったりね!

 

病棟の血液検査の結果も返さないといけないので・・・午前中はけっこーやること多くて忙しい時間ですね。

そんな中で採血のとりなおしとかもあるのでね。イレギュラーが発生すると流れが悪くなります笑

 

また輸血用の血液を検査したり、血液製剤を出庫したりもします!

 

12:00 休憩

お昼頃になったら、休憩を1時間挟みますよ!

みんな一斉にお昼に行くと検査が回らなくなるので・・・笑

 

しっかり引き継ぎした上で、担当する検査ごとに交代で休む感じです。

まあつっても1時間しっかりとれる病院と、忙しくてそんなに休めない病院があります!

いっくん
私は弁当を持って行って、30分も休憩せずに仕事に戻ってました笑

だってそうしないと仕事が回らないからね。

 

13:00 午後の仕事

お昼になると、午前よりも患者さんは減るのでね。

どこの病院でも午後の方がゆとりがあります!

 

午前と同じように、病院中から届けられた検体をひたすら検査していきますよ。

 

16:00~17:00 検査センターに外注検体を渡す

夕方になると外注先のスタッフが検体を回収しに来ます!

どこの病院も、自施設でできない検査項目は外部の「検査センター」に外注するんです。

 

ちなみに検査センターでメジャーなのは「SRL、BML、LSI」ですね。

そのうちの1つだけに依頼してる場合もあれば・・・

複数の検査センターを用途に合わせて使い分けたりしてます!

 

そこの会社から集荷のスタッフが大きなバッグを持って検体を回収しに来るんですよ。

 

そこで外注検体を預けて、依頼項目と採取容器が間違ってないかとか・・・

検査室の中で確認してから持ってってくれるので、それを見届けます!

 

17:00 終業業務

外来が終わっていれば、終業業務に入りますよ!

終業業務では「測定器のメンテナンス」をして、保存しない尿検体を破棄したりね。

 

検査室を清掃して整理して、翌日もスムーズに働けるように準備とかもしておきます!

 

ちなみに病院によって診察の受付終了時間は「16:00まで」とか「16:30まで」ですけど。

仮に16:00までに受付が終わっても、そこから患者さんは診察待ちになるのでね。

 

混んでれば診察開始が17時頃になるので、検査依頼が出るのも17時過ぎたりします笑

もちろん日勤帯の検査なので、担当スタッフは基本それが終わるまで帰れません!

 

もし17:30に検査結果がすべて返せたとして・・・

そこから片付けに入るから、帰るのは早くて18:00過ぎとかでした笑

 

すべて終わってから、その日の当直スタッフに業務の引き継ぎをする感じです。

 

でも緊急検査が重なったり、メンテの時は19:00過ぎても普通に働いてましたね。

いっくん
病院によっては17:00ピッタリに上がれるとこもありますよ笑

17:00以降 委員会活動

どこの病院でも「委員会活動」があります!

つってもこれは月に一度開催とかで、毎日あるわけじゃないんですけどね。

 

私も委員会で「ICT」や「医療安全」をやってましたよ。

そういった委員会活動って各部署から選出されるのでね。

 

みんなが来れる時間帯に開かれるので、17:30~とかっていう時間設定になりがちです。

もちろん委員会に向けて資料を作ったり調べ物したり・・・

 

翌日には委員会活動の内容をみんなにフィードバックしなきゃいけなかったりするのでね。

複数かけ持ちしてた時はけっこーな負担でしたね笑

いっくんのまとめ

今回は、検体検査担当の1日の仕事の流れでした。

 

検体検査はわりと残業しがちな部署で、一日ずっと忙しいですよ笑

こういった情報ってやっぱり現場で働く人間が発信するのが一番リアルですよね。

 

わたしは検体系がメインの技師なので、今回あえて書いてみました!

何かの参考になったら嬉しいです。

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