「もしかして男性不妊症かも?」と思った方へ!どんな原因や症状があるのか知っておきましょう!

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どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

私は以前、男性不妊治療の現場で勤めていた事があります!

 

たくさんの男性不妊症患者さんを見ていて感じましたけど。

男性不妊症っていっても程度や原因はさまざまですよ!

 

男性不妊症がいったいどんなもので、どういった原因があるのか・・・

イメージが湧きにくいと思うので、元スタッフの目線でわかりやすく説明していきますね!

 

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不妊症ってどういう意味?

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不妊症とは?

みなさんは不妊症ってどんなものかイメージできますか?

「子供を望んでいても妊娠できない状態」って事は分かるけど、具体的には答えられませんよね。

 

不妊症かどうかの判断には目安となる期間があって、日本では「避妊せずに2年間子供ができない状態」が不妊症とされてます。

「何で2年間なんだろ・・・?」って疑問に思った方もいると思います。

 

これには理由があって、2年間避妊せずに子作りを続けてれば結構な割合で妊娠するという統計データがあるんです。

例として、これから子供を作りたいカップルが避妊をやめてから妊娠するまでの「期間と妊娠する確率」はこんな感じです!

・避妊をやめて3ヶ月以内には60%が妊娠

・6ヶ月では70%が妊娠

・2年では80%が妊娠

いっくん
つまり2年以内にカップルの80%が妊娠する!

2年経っても妊娠しないカップルが20%いて、ここが不妊症として扱われることになります。

まあ上の表を見る限りでも「何か妊娠しにくい問題があるのかな?」って事は伝わりますもんね。

 

2年経っても妊娠しなかったら不妊症?!

実は今説明した「2年間妊娠しない=不妊症」っていうのは世界共通じゃありません。

 

欧米では不妊症を見極めるタイミングはもっとシビアなんですよ。

1年間子供ができない時点で不妊症と判断されます。しかも実はこれって凄く理にかなってます!

 

日本や欧米といった先進国では「高齢出産」が激増していて、30代で子作りするケースも多いですよね?

みなさんご存じの通り、年齢を重ねるごとに女性は妊娠しにくい身体になるわけです。

 

もし38歳で妊活を始めたとして2年間経ったら40歳ですからね!たった2年の間に「自然妊娠は厳しい」状況になります。

20代夫婦なら2年の猶予は問題じゃないけど、30代には時間が少ない。

 

なので子作りをスタートして1年経っても妊娠しなかったら、男女それぞれ不妊治療のクリニックに行って男性不妊の検査をした方が良いですよ。

早めに治療を進めた方が、妊娠の可能性はアップしますからね!

いっくん
不妊症検査は2年間も待たずに受けた方がいい! 

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不妊原因は男女で半分ずつの割合です!

WHOの世界レベルでの統計によると、不妊原因は男5:女5で半分ずつの割合になるとの事です。

 

つまり子供ができないカップルを100組連れて来たら、原因は男女半分ずつって事です。

今までの「女性側に問題があるんじゃないの?」的なイメージは、綺麗さっぱり捨て去りましょう!

 

ちなみに年齢が高くなって妊娠しにくくなるのって、女性だけの話だと思ってる人も多いですけど。

男性も女性と同じで、「35歳」を過ぎると妊娠しにくい身体になっていきます。

 

男も加齢によって造精機能がどんどん低下するってことです!

だから近年は女性だけじゃなく男性も一緒に検査を受けるケースが多いですよ。

いっくん
昔と比べて男性不妊症は世間に認知されてきました!

男性不妊症とは?

さきほど不妊症の定義について説明しましたけど・・・不妊症の中で男性側に原因があるものを「男性不妊症」と呼びます。

 

私は不妊治療の現場で働いて、たくさんの男性不妊の患者さんを見てきましたけど。

男性不妊の原因や程度には色んなパターンがあります!

 

男性不妊症についての判断は、専門の医療機関で「問診、診察、精液検査、採血、超音波検査」といった流れを一通り受ければ分かります。

 

医師から「あなたは男性不妊症ですね!」って言われたとして・・・

男性不妊症って言葉はインパクトが強いし、愕然とする人も多いと思いますけど。

 

不妊症となる原因も、先天性と後天性でバラエティーに富んでますし。

不妊の程度だってまちまちで、精液検査をした結果「精子の数や動きが一定の基準値から外れてた」ってことなのでね。

 

まずはより具体的に状況を確認しないといけませんよ。

ちなみに男性不妊の原因で一番多いのは「造精機能障害」で、精子を作る機能に異常があって良質な精子が作れない状態です。

 

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男性不妊症の原因とは?

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男性不妊の原因は、大きく以下の2つのパターンにまとめられます。

①精子を作る機能が低下してる場合

②精子の通り道が塞がってる場合

男性不妊症っていうと①を思い浮かべると思いますけど、意外と②も多いです!

しかも②は治療が必要になるのでかなり重要。

 

もし精巣から繋がってる通り道が両側とも完全に塞がってた場合は、治療しない限り100%妊娠しませんからね!

ではそれぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

 

①精子を作る機能が低下してる場合

・原因ってどんなものがあるの?

精子を作る機能の低下は男性不妊の原因としては一番多く、色んな原因があります。

 

原因となるものを簡単にあげていきます!

・生まれつき「遺伝子や染色体」の問題で、精子を作る機能が低い

・精子を作るのに必要な「ホルモン」が普通の人よりも少ない

・過去の手術や、現在かかっている病気による悪影響(鼠径ヘルニア、ムンプス、糖尿病)

・日常生活の悪い習慣(飲酒、喫煙、肥満などなど)

 

・原因が分からないケースもたくさんある!

何らかの原因で精子を作る機能が低下して、不妊症となっていたとして。

男性不妊検査で原因が分かれば、適切な治療もしていけますけど・・・

 

実際には原因が分からないケースは無数にあります!

 

②精子の通り道が塞がってる場合!

・原因はどんなものがある?

精子は作られているのに「精子の通り道」に問題があって不妊症になってるパターンです。

ちなみに精子の通り道には「精管」や「精嚢」といった器官があります。

 

原因となるものを簡単にあげるとこんな感じです。

・先天性精管欠損症 or先天性精嚢欠損症:生まれつき精子の通り道が存在しない

・過去の陰嚢の打撲やクラミジア感染によって、精子の通り道が詰まっている

 

・「治療=手術」で負担は大きい!

このパターンは、さっきと違って原因は予測しやすいんですけどね。

 

精巣の中では精子が作られてるけど、出ていくための通り道が遮断されてるので。

精液は出ても精子が全く含まれてないってことですね。

 

これは治療しないと妊娠できませんし「治療」=「手術」になるので。患者さんにとってはけっこーな負担です!

 

治療としては精巣から直接精子を採取する「TESE」という手術が必要になります。

採取された精巣組織から精子を回収し、それを使って「体外受精や顕微授精」で妊娠を目指すことになります!

 

「男性不妊症=無精子症」ではない!

男性不妊症っていうと「精子が少ないorいない」って考える人が多いです。

 

でも実際には精子はいるけど動きが悪かったり、一概にみんな同じ状態じゃない。

治療をしないと絶対妊娠しないって状態の人から、精液所見が少しだけ悪くて確率論的に妊娠できてないケースもあるし。

 

ちなみに男性不妊の程度をあらわすのは「精子の数」や「精子の動き」です!

 

①無精子症

まずは、みなさんが一番に想像する「無精子症」から説明しますね!

 

これは精子の通り道に問題があって、精液中に精子が出てこない状態です。

クリニックで精液検査をした時には「精子数が0」となることで診断されます。

 

もし無精子症と診断されたとしても、すぐに諦める必要は無いですよ。

その原因は大きく分けて2パターンに分かれます!

 

「閉塞性無精子症」

これは精子の通り道である精管が詰まってるケースですね。

 

ムンプスやクラミジアにかかったことが原因で、精子の通り道が詰まることがあるんです。

精子が作られてても通る道が遮断されてたら、精液中にはもちろん精子は出てこない!

 

TESE」という精巣を切り開いて中から組織を取り出す手術をすれば・・・

精子が回収できる可能性がめっちゃ高いです。

その後は顕微授精に進めばいいってことね。

 

また、中には生まれつき精管が存在しないケース(先天性精管欠損)もあります。

これもさっきと同じく「TESE」という手術で対応します。

 

「非閉塞性無精子症」

非閉塞性無精子症は、造精機能障害での無精子症なんです。

 

精子を作る機能自体が極端に低いのでね・・・

さっきの閉塞性無精子症みたいに、もし手術をしても精子が回収できない可能性があります。

 

具体的な原因が分からないケースも多くて、検査するとホルモンの値が高く出る傾向にあります。

 

②乏精子症

精液中の精子が少ない場合にこう呼ばれます。

 

乏精子症の時は血液検査などを一緒にするのが大事。

遺伝的な要因などで特定のホルモンが分泌不足になってる場合があります。

 

そうした患者さんには、ホルモンを補充する治療等が効果的なケースもあります。

 

ちなみに精子数がWHOの基準値よりちょっと少ないくらいなら、タイミング法で自然妊娠を目指せることもあります!

 

それでも妊娠しなかったり精子の数が極端に少ない場合には・・・

人工授精→体外受精→顕微授精といった順にステップアップして不妊治療を行います!

 

③精子無力症

精子の数は正常だったとしても、精子の動きが悪ければ受精できません。

 

精子の運動率が32%未満の人は精子無力症として扱われます。

程度に応じて人工授精や体外受精などの不妊治療に進みます。

 

精子を作る機能が低下する原因とは?

造精機能が低下する原因は?

生まれつきの問題じゃなくて、精子の数や動きがビミョーな人の場合・・・

いったいどうして低いのか気になると思います。

 

ここでぜひ覚えて欲しいのが、男性不妊のほとんどは造精機能障害で、さらにその大部分が原因がはっきりしないんですよ!

医療従事者が「原因がハッキリしない」っていうとめっちゃ不安ですけど、それが事実なんですよ。

 

ハッキリとした原因とはいえないまでも、造精機能が低下するとされるものがいくつかあります!

 

例えば疾患によるものは色んなパターンが考えられます!

「精索静脈瘤」「糖尿病」「精路通過障害」「精巣の損傷」「過去にかかった疾患の影響」

でもさっき伝えたとおり、これが原因だってハッキリと断定することは困難です。

 

造精機能障害を治療するには?

飲酒や喫煙といった生活習慣も造精機能に影響があるので、特に禁煙するのはおすすめです。

 

また、精子の数や動きが悪くて精索静脈瘤」がある方は、手術するのが造精機能改善に効果的だとされてます!

精索静脈瘤は精巣近辺にある血管で、血液が逆流しちゃう病気なんですけど。

 

これがあると陰嚢の温度が上がるので、精子形成に悪影響を与える事に繋がります!

精索静脈瘤手術は日帰りでも出来るので、調べてみると良いと思いますよ。

 

ちなみに不妊治療のクリニックには、精液所見を改善するよりも早々に体外受精や顕微授精を勧めるところもあります。

どっちが良いのかは正直なんともいえないところですけどね。

 

男性不妊治療について知りたい方へ!

ここからは元スタッフの立場で、男性不妊について書かれた本を紹介しますね。

これは男性不妊治療を考えてる人は必ず読んだ方がいいやつです!

著者の岡田先生は泌尿器科の医師で、男性不妊の権威です。

 

精子を作る機能や、精子の働きを向上させるために「しちゃダメなこと」「すべきこと」が書かれてます。

 

患者さんの中にはけっこー間違った情報を信じてる人も多いので・・・

これをしっかり読んで勉強すると良いですよ!

 

こちらは読みやすい新書タイプの本です。

 

男性不妊を取り巻く現状や、最新の治療まで満遍なく網羅してありますよ!

著者の石川先生は、関西で手広く活躍されてます。

 

いっくんのまとめ
今回は、男性不妊症の原因や程度についてお話しました。

 

「男性不妊症」って言葉は世に知られるようになってきました。

ありふれた疾患である男性不妊ですが、その詳しい原因は検査しても分からない事が多いです。

 

避妊せずに1年以上経っても子供ができない時には、夫婦一緒に検査するのをおすすめします!

もし男性不妊症だと分かってもあまり落ち込まずに、検査を重ねて治療していきましょうね。

男性不妊治療(薬や手術)やEDについて!【まとめ】

2018年3月25日