臨床検査技師とはどんな仕事内容?病院勤務の検査技師が説明します!

どうも!いっくんです!

私は総合病院で勤める臨床検査技師です。

病院の中にある検査室で心電図や患者さんの血液検査などを担当する仕事です。

 

色んな人と話してて感じるのが、臨床検査技師の仕事ってあまり知られてないんですよね笑

仕事内容を大きく分けると「検体検査」や「生理機能検査」に分かれるんですが、イメージが湧かないですよね。

この記事では、スタッフ目線で臨床検査技師の仕事内容を簡単にまとめていきます。

 

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病院で働く臨床検査技師とは?

出典:http://genkiwork.jp/medical-technologist-fukuoka/

みなさんは臨床検査技師って知ってますか?

病院で働く医療職種の1つなんですが・・・看護師や薬剤師と違って知名度は高くないんですよね。

 

名前を聞いてもパッとイメージが湧かない人がほとんどです。

検査技師がどんな仕事か説明しようとすると、けっこーな確率で「あー、レントゲン撮る人ね!」って8割ぐらいの人に勘違いされます笑

 

レントゲンやCT検査なんかは放射線技師の仕事で、うちらは放射線は扱えません。。。

似てるようで全然違いますよ笑

※臨床検査技師についてまとめて知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

臨床検査技師の「仕事内容・就職情報・年収」について!【まとめ】

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臨床検査技師の仕事内容を現役スタッフが説明

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みなさんは病院で「尿検査や血液検査」「心電図」の検査をした経験ってありますよね?

こういった検査を担当してるのが臨床検査技師なんです。

ザックリいうと・・・病院で放射線以外の色んな検査をやってるのが臨床検査技師ってイメージでOK!

]ぜひ、周りの人達にも教えてあげて下さい!

 

ちなみにアメリカでは臨床検査技師の事をMedical Technologistと言います。

医療における科学者って解釈するとちょっとカッコいいですよね。

 

臨床検査技師の仕事内容は、検体検査と生理機能検査の大きく2つに分けられます。

ではまず検体検査がどんなものか説明していきますね!

 

臨床検査技師の仕事:検体検査とは?

まず検体検査の説明から始めますね!

検体っていう聞き慣れない言葉が出てきましたが、患者の身体から採取されて検査に使うものを指します。(例えば血液や尿、髄液、痰、うんこ等)

 

検体には色んな種類があり、検査する目的や検査方法も違うのでバリエーションは無限大です。

その複雑性を踏まえて、専門職として臨床検査技師が病院で働いてるってことですね。

参考までに検体検査の1日の仕事の流れはこんな感じです。

 

ちなみに検体検査にはたくさんの種類があります!

血液検査

貧血をチェックしたり、血液の固まりやすさをみたりします。

 

生化学・免疫検査

血液を検査機器で測定することで、血糖や脂質・肝臓や腎臓の状態・感染症の有無などを調べます。

 

一般検査

尿や便、その他の体液を使って検査します。尿を使った「麻薬などの薬物検査」も行いますよ。

「え?!人の尿とかうんこ検査するのって汚くない?嫌じゃないの?」って驚かれますが、

抵抗あるのは最初だけで、仕事を始めて1カ月もせずに慣れます笑

今となっては検査中に尿が指に付いても平気なレベルに達してます!(もちろん手は洗います笑)

 

輸血検査

貧血の人に輸血するために検査をします!

 

病理検査

細胞や組織を顕微鏡で見て、がんの有無を調べることを目的とした検査です。

遺体解剖もしますよ(フラジャイルアンナチュラルで有名になりましたね)

 

細菌検査

細菌を培養して感染症の原因菌を調べます!「もやしもん」みたいな世界観。

 

遺伝子検査

近年メディアで話題の検査。遺伝子検査は検査設備が高価なので、普通の病院には置いていません。

「検査センター」っていう会社に検体を送って代わりに検査をしてもらいます。

検査技師は色んな検査を把握して、それを完璧にこなしていきます!

 

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臨床検査技師の仕事:生理機能検査とは?

さっき説明した検体検査って「対モノ」でしたけど・・・

生理機能検査はすべて「対ヒト」の検査なんです!これはもう対照的な違いですよね。

 

分かりやすいところでは心電図の検査、健康診断や検診で受けた事ってありますよね?

心臓が動く時に生まれる電気信号をキャッチして、不整脈等の疾患を調べる検査で胸に電極を付けられるやつです!

 

生理機能検査には他にも色々と種類があって・・・けっこー身近に感じる検査が多いと思います!

・脳波検査:てんかん発作がある人には欠かせない検査です。

・心電図検査:心臓の働きに異常があれば分かるし。

・呼吸機能検査:肺活量から肺の状態を調べます。

・聴力:学校や入職時の健診とかでもやりますよね。

・ABI:手足に器具を装着するだけで、動脈硬化の状態が分かります。

・エコー検査:超音波(エコー)を使って「心臓やお腹の内部」を観察できます!

ちなみに生理機能検査の1日の仕事の流れはこんな感じです。

 

今の時代は「セクハラ問題」とかもあるので、心電図やエコーみたいに肌を露出する場合、

女性患者には女性技師が担当するのがスタンダードです!

 

臨床検査技師の仕事:採血も担当

近年は採血を検査技師が行っている病院が多いです!

採血されるのが苦手な患者さんはけっこー多いですね笑

 

採血が痛くて嫌いな方は、「採血の痛み」を減らす方法を参考にしてみて下さいね。

検査技師は採血もできるし、さっき説明した生理機能検査もできるので。

健診センターがある病院ではそっちでも活躍できますよ!

 

みなさんも1年に1度は、血液検査を含めた人間ドックは受けた方が良いですよ。

(病気になってから病院行くのは遅い・・・!)

 

臨床検査技師の仕事はどれぐらい重要?

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出典:http://www.kochihp.com/annai/bumon/rin_kensa.html

臨床検査の内容について説明してきましたけど・・・

色んな種類の検査を駆使すれば、その人の身体のあらゆる情報が分かるワケです。

 

少量の血液でも患者さんの細かな異常を知ることができるって、凄くないですか?

検査で最大限の情報を引き出して治療に活かそう!って頑張ってるのが臨床検査技師なんですよ。

 

医師が病気を診断する時には根拠が必要です。

例えば、医師が患者さんを肝炎だと診断する際・・・

基本的には「症状と検査結果から考えてあなたの病気は肝炎ですね」っていう流れになります。

 

もし検査結果がない場合は・・・「症状からして肝炎だと思いますが、詳しく検査してみないと分かりません」って感じで、歯切れの悪い言い方しかできないんですよ笑

 

医師が診断するための根拠として臨床検査は不可欠です! 治療経過をみるのにも必要だし。

検査結果が無ければ医師は的確に診断できないし、治療も難しくなります。

 

臨床検査技師についてもっと知りたい方へ

臨床検査技師についてもっと知りたい方には、こちらの本がおすすめ。

臨床検査技師について書かれた本で一番新しいのがコレです!

仕事内容について写真付きで書かれてて読みやすい。

 

こっちは医療職で近い存在の「診療放射線技師」や「臨床工学技士」についても書かれてます!

「将来は医療の仕事をしたいけど、まだ進路が決まってない」って感じの学生におすすめ!

 

いっくんのまとめ

今回は、臨床検査技師の仕事内容について詳しくまとめてみました!

 

臨床検査技師の国家資格を持っている人は全国に沢山いて、基本的にどこの病院でも働いていますよ。

患者が存在すら知らない検査室に閉じこもって色んな検査をこなしてます笑

 

みなさんが検査技師と接するのって「生理機能検査」か「採血」の時くらいだと思いますけど。

病院に行った時に「あ、この人は臨床検査技師かな?」って親近感を持ってくれたら嬉しいです!

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