採血室の担当になった臨床検査技師へ。仕事内容を簡単に説明します!

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

私は病院で働く臨床検査技師です。

 

総合病院で働いていて、これまでに色んな検査をローテーションしました!

今回は、わたしが採血室に配属されてから経験した事を書いていきます。

 

1つの参考として見てみてください。

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採血業務とは?

総合病院で採血を担当していた。

私は総合病院で働く臨床検査技師で、かつて「採血」を担当していました。

 

若手の技師は、積極的に採血の経験を積ませられる傾向にあります。

 

採血を担当すれば検体採取の流れが掴めるのでね。

いっくん
検体検査に配属された時に、検査への理解がより深まるはず!

病院によっては、採血室の体制ってビミョーに違いますけど。

今回はあくまで私が勤める病院のケースで説明しますね。

 

採血とは?

採血室に配属された技師は、当たり前だけど採血がメインの仕事になります。

 

検体検査を目的として患者さんの血液を採取するワケですね!

一般的に採血ができるのは「医師・看護師・臨床検査技師」のいずれかの資格を持つ者です。

 

さらに言えば、あくまで検査目的での採血しか我々には許されていませんので。

輸血用の血液採取なんかは私たちはできないので、自己血輸血のための血液採取は医師にやってもらいます!

 

施設によっては採血室で「SMBG指導」「糖尿病教室」「インフルなどの検体採取」「検査説明」を担当しますよ!

 

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採血室の仕事について!

採血業務は技師と看護師が協力してやります!

採血は一昔前は、看護師がメインでやってましたよね。

 

それが近年の流れとして、検査技師が担当する病院も増えてきましたね。

朝の病棟採血を技師が担当する施設も増えてます!

いっくん
病棟採血があると早出勤務となって、けっこー負担です笑

外来採血では、検査技師だけではなく看護師さんも採血には関わりますよ。

オーダーで採血と点滴がある患者さんは、一度に穿刺した方が効率がいいし負担が軽減できるのでね!

 

それに後述する負荷試験の時なんかは、処置が必要になる可能性がありますからね!

 

採血の流れ!

採血の流れですけど・・・

患者さんが押し寄せる午前中とかは、もうひたすら採血が続きます笑

 

「患者さんを呼ぶ⇒確認事項のチェック⇒消毒&採血⇒止血の指示⇒検体を置く」って流れがエンドレスに続く笑

 

検体は受付周りのスタッフが回収しますが、手が空いてたら自分で検査室へも運んでましたよ。

 

そして午後になるにつれて段々と空いてくるのでね。

糖尿病の患者さんに向けて「SMBG指導(血糖自己測定のやり方を教える)」といった仕事もしていきますよ!

 

採血管の順番はガイドライン通りで!

採血における基本ルールですけど・・・

「標準採血法ガイドライン」というのがあるので、私はそれを全面的に参考にしてます!

いっくん
採血管のとる順番や運用に関してはコレを守るべき。

採血管の取る順番も決まってますよ!

真空採血管で採血する順番は「生化学⇒凝固⇒血沈⇒ヘパリン⇒血算⇒血糖⇒外注」って感じです。

 

ここには採血に関して様々な視点で方法やルールをまとめてます。

採血をやることになった新人は、絶対に読んでおいた方が良いやつです。

 

全自動採血管準備装置の「BCーROBO」は素晴らしい!

出典:http://www.technomedica.co.jp/t01/products/solution/1/bc-robo-8000rfid.html

病院によっては採血管を手貼りしてるところもあるでしょうけど。

 

BCーROBO(通称:ロボ)みたいな「全自動採血管準備装置」があれば・・・

採血管はオーダー通りに自動で準備されます!

 

患者さんの受付をすれば、患者ラベルを貼った状態で必要な採血管(スピッツ)がトレーに入って出てくるのでね。

あとはロボから出てくるスピッツを確認して採血するだけ!

 

めっちゃ便利だけど、準備できる「採血管の種類」には限りがあるのでそこだけ注意です。

頻用するモノだけROBOに入れておいて・・・

依頼が少ない特殊項目の採血管は手貼りすることになります!

 

ちゃんと採血管が合ってるか最終チェックをして、OKだったら患者さんを読んで採血をスタートします!

いっくん
ロボの「ウィーン・・・ガガ・・ガシャガシャ・・」って感じの機械音がなんか好き笑

経口負荷試験(OGTT試験)もある!

出典:https://eveclinic.jp

採血業務の中には経口負荷試験(OGTT試験)もあります。

 

これは「2型糖尿病」の診断目的でやる検査なんですよね。

糖の検査なので食事制限があって、検査当日の朝まで10時間以上絶食してもらいます。

 

まず患者さんにはブドウ糖の入った甘い炭酸水(商品名:トレーランG)を飲んでもらって・・・

そこから決められた時間ごとに、複数回採血していきます!

 

具体的な流れとしては・・・

1.まず空腹時に1回目の採血

2.75gブドウ糖液(炭酸水)を飲む

3.ブドウ糖を摂取してから「30分、60分、90分、120分」のタイミングで採血をする

施設や担当医によって、時間と回数は変わりますよ。

 

他の負荷試験

ちなみに、負荷試験としては他にも肝機能評価の「ICG試験」などがありますけど・・・

 

薬剤を投与するものは看護師にしかできません!

なので看護師さんにお任せになります。

 

さっきの糖負荷試験でも、けっこー気分が悪くなる人もいるしね。

安全管理上として、やっぱり採血室には看護師が最低1人は常駐しておくべきですね。

 

処置が必要になった時に、検査技師では対応ができかねるし・・・

負荷試験に関しては、基本は看護師さんありきだと思った方がいいですね!

 

採血室担当になってからありがちなこと

採血管の間違いはタブー

看護師さんが病棟でとってきてくれた採血で、採血管が間違ってるってケースはたまにあるけど。

 

検査技師が採血管を間違えるのはアウトです!

でもたまにやらかしちゃう人がいるんですけどね笑

 

もし滅多に出ないような「特殊スピッツ」を使う場合には・・・

他のスタッフとダブルチェックして、間違えないようにしましょうね!

 

患者さんの「迷走神経反射」に注意!

採血中に気分が悪くなる人がいます・・・!

 

採血に関連して起こる「めまい・吐き気・失神」は、貧血が原因じゃないですよ。

緊張や痛みが引き起こす「迷走神経反射」です!

 

若い男女に多いので、採血する時には常に頭に入れて注意した方がいいですね。

 

私もはじめて遭遇した時は、けっこー焦りました。

若い男性だったんですけど、最初は普通に会話してたのに・・・

 

採血が終わる頃になって急にフラフラし始めて。

絆創膏を貼ろうとしたタイミングで横に倒れました・・・!

 

すぐにストレッチャーを持ってきて横になって休んでもらいましたよ。

最低限の対応として、血圧や脈拍だけは測定して・・・

医師や該当する診療科の看護師に連絡して、その後は看護師にフォローしてもらいました。

 

こういったケースがあるので、採血も油断はできませんよ!

「過去に採血で気分が悪くなったことがあるかどうか」を確認するのは、まさにこのためですね。

 

暇な時間ができたら、他の検査の手伝いをする

採血室は午前中はホントに忙しいんですけど・・・

午後になるにつれて、だんだんと暇になってきます!

 

手が空いたら検体系を手伝ってみたり、他の事をするのが大事です。

 

いっくんのまとめ

今回は、採血室に配属されてから体験しそうな話をまとめました。

 

採血室にいると患者さんの顔が見えるので「病院で勤めてる!」って実感は得られやすいかもしれない。

ただし、反復作業で飽きる可能性も高いのでね笑

 

患者さんの指導を頑張るか、ヒマな時は他の検査のヘルプに入った方がいいですよ!

 

あくまで1つの参考例として、読んでもらえればと思います!

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2017.05.05