
どうも!いっくんです!
臨床検査技師の将来が不安な方へ!
私は総合病院で勤める臨床検査技師ですけど・・・
まあ現場で働いていても、将来に対してはぶっちゃけ不安を感じますよ。
医師や看護師なんかは、今後もずっと需要はあり続けると思いますけど。
検査は機械化が進んで人の手がいらなくなる一方ですからね。
検査の歴史を振り返っても分かる通り、検査機器の発展で技師の需給バランスは崩れてきてますからね。
今後はAI(人工知能)の普及などさらなる不安要素も出てきてるので、需要が減っていく恐れはありますよ!
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【今回の目次】
臨床検査技師の将来性とは?

臨床検査技師の将来には不安を感じる!
私は病院で臨床検査技師として働いています!
やっぱり働いていく上で、自分の仕事の将来性はやっぱり気になりますよね!
将来的に仕事が無くならないか、不安な人もいると思います。
ちなみに検査技師って、医療系の国家資格の中ではけっこー歴史が古いです、
先輩方は数十年前から歴史を積み上げてきてるわけですよ。
検査技術がどんどん上がっていく一方で、単純作業的な側面も強くなってます。

その要因としては、機械の進歩で人の手がいらなくなってるのが大きいですけど。
「高度な知識やスキルが必須な病院」と「そうじゃない病院」が明確に分かれ始めた感じです。
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臨床検査技師の将来性:需要は減っていく?
自動検査機器のさらなる進歩で仕事が奪われる?
昔は病院での血液検査って、けっこーめんどくさい工程を経てやってたんですよ。
試験管をずらっと並べて「患者血清と試薬」を反応させて・・・
それを「吸光光度計」で測定して数値を出してました。
つまりかつては人の手がフルに関わる技術職だったんですよ!
でも数十年前に現われた自動検査機器が、どんどん進化していったことで・・・
今ではどんな検査でも、機械がフルオートでやってくれます!
大きな病院に行けばいくほど、検体の受付から検査までオートメーション化されまくってますね笑
生化学検査室なんかは、さながら小さな工場みたいな環境です。
検査機器のさらなる進歩によって、実働部隊はどんどん減って行くのは明らかです。
検査技師は全体を管理運営できる優秀な人間だけが必要になっていく!
病院で雇われる技師の数は、今後どんどん減る傾向にあるのは間違いないと思いますよ。
生理検査のエコーは他職種にも奪われる可能性がある?

さらには対ヒトの検査である「生理検査」に関しても・・・!
これまでは「臨床検査の花形」って感じで扱われてきたエコー検査ですけど。
残念ながらエコーは「業務独占」じゃないのでね。
エコーって他職種(放射線技師、看護師)とオーバーラップする仕事だからね。
これまでは技師が主導でやってたけど・・・
他職種に活躍の機会を奪われていく可能性は十分にあります。
CTやMRIを日常的にやってるしね。
3次元的に臓器を観る感覚が養われてるんですよね!

検査技師とは全然違った、エコーに必要な感覚を既に持ってるんですよ。
臨床検査技師の将来性:検体検査はAI(人工知能)が活躍する?

さらに「検体検査」に関しては・・・
将来的に「AI(人工知能)」に仕事を奪われるのは間違いない。
検体検査の第一線で働いてて、それを全否定できる人は少ないはずです。
検体検査って「より正確かつ完璧を求める仕事」なのでね。
「凡例をもとにして判断を下す」っていう業務は、AIが最も得意です。
臨床検査技師の仕事は医師とは違って、過去の判例をパターン認識したレベルで対処できてしまうと思います。
人間に代わってAIが代行するのは十分可能。
「検査結果の自動判定」や「画像認識システム」は昔からある技術ですけど・・・

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臨床検査技師の将来性:技師が生き残る方法。検体採取や病棟業務とは?

「検体採取や病棟業務」で、病院の検査技師をなんとか存続!?
今「日本臨床検査技師会」が、全力で推し進めてるのが・・・
臨床検査技師による「検体採取」や「病棟業務」です。
検査技師がインフルエンザの検体採取をしたり。
病棟に常駐して、検査技師ならではの新規業務に挑戦したりって感じのものです。
今では全国の色んな施設で、実際に取り入れられてますよね!
でもこの流れには、けっこー違和感があって・・・

でも実際やってみて・・・ハッキリ言ってその必要性は見出せなかったですよ笑
中途半端に手を出すよりも、看護師さんがやった方がいいとしか思いませんでした。
「ムリに仕事を作ろうとしてる」感が否めない!
検体採取を検査技師が行うのは、理屈としては納得はいきますけどね。
「採血」を検査技師が行うのと同じで・・・
検査技師自らが検体を採取するのが精度管理する上で一番確実ですからね。
でも現状としては、現場レベルの業務負荷が増えて看護師側にも混乱を生じるだけな気もします笑
検体採取やるならやるで、専従のスタッフを配置するぐらいにしないと・・・
中途半端に手を出しても看護側からしたら迷惑ですもんね。
まあさっきの話に戻りますけど。
現状のペースで進んでいくと、今後は病院での検査技師数って減っていくのが妥当だと思います。
技師会はそれが分かってるから「検査技師の業務開拓」を推進してるんですよね。

臨床検査技師の将来性:オールマイティーな技師になるべき!

変化に強い技師であれ
検査技師を取り巻く不安要素はたくさんありますけど。
そんな環境で生き残っていくには・・・
変化に強い検査技師になっていくしかないと思います!
・検体から生理にうつったら、素人過ぎて全然だめ。
・他の病院に転職したら通用しない!
そんなことにならないように。
オールマイティーな検査技師になろう!
1つの分野だけ極めていくスタンスはリスクを伴う。
検体検査や生理検査といった枠そのものに固定せず。
細分化した1つの担当検査だけしか興味関心を抱かずにいれば、応用がまったく利かなくなる。
検査業務がさらに少ない人員で回せるようになれば、仕事の担当も変わる可能性があるしね。
流動的に検査科の仕事を担えるように、ある程度は幅広い検査ができるようになるべきだと思います!
基本的にオールマイティーに出来た上で、専門的な強みを1つや2つ持ってれば今後何があっても大丈夫だと思いますよ!

今回は、臨床検査技師の「将来の不安要素」について考察しました!
臨床検査が「人工知能」を活かしやすい分野ってことは、誰が見ても明らか笑
病院で雇われる検査技師の総数は、今後どんどん減るはずですよ。
「検体採取や病棟業務」で、存在意義を主張できるとはとは思えないし。
病院の中で不採算部門として、さらに冷遇されていく可能性は高い。
定年まで技師としてやっていくには、何にでも応用の効く技師になるべきです。
私たちが生きる時代、仕事の形はめまぐるしく変化していきますからね!
そうしないと今後社会全体の変化に乗れないかなって思いますよ。