臨床検査技師の現状!病院での地位や立場が低い理由とは?


どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

私は病院で臨床検査技師として働いています。

 

病院で働いていてよく感じるのは「臨床検査技師の地位の低さ」ですね笑

他の医療職に比べると、やっぱり立場が弱いと思うんです。

 

そこには「業務独占」が関係していると思うので、簡単に説明していきます!

 

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臨床検査技師の「病院内での地位」は低い?!

病院内での地位は「中~下」?

私は病院で臨床検査技師として働いています!

 

病院の中での「臨床検査技師の地位」についてですが・・・!

私が考える病院スタッフのカースト制度の中では「中~下位」ぐらいです!

 

まあ少なくとも看護師には負けまくってますね笑 個人の資質とかは抜きにした全体的な話ですよ!

 

ちょっとイメージしてみて下さい。

検査技師が他の医療職種のスタッフに対して強気に発言をする姿を・・・!

いっくん
たぶんイメージしにくいはずです笑

下請け業者みたいな感覚

私の中での検査技師のイメージは「院内での下請け業者」って感じです笑

 

ちなみに私自身は血液検査などを担当する検体検査のスタッフなので・・・

尚更そう感じるんですけどね。

 

いずれにせよ「病院スタッフの中での検査技師の価値は低い」方だと思います。

 

技師会トップの目標が「検査技師の地位向上」!

その証拠として日本臨床検査技師会では・・・

長年にわたって「臨床検査技師の地位向上」を謳って活動してますからね笑

 

もし現時点で地位が確立されてたとしたら、そんな活動はしないワケですよ!

残念な現状があることを、トップが認めてるんですよ笑

いっくん
どうして臨床検査技師の立場が弱いのか?

そこには検査技師の業務独占が確立されてないことが関係していると感じます。

 

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臨床検査技師の「業務独占」とは?

業務独占ってなに?

まず臨床検査の「業務独占」について説明していきますね!

 

業務独占っていうのは、法律でその職種に許された医療行為を指しています!

医療行為は法律で「出来る・出来ない」事が職種ごとに決められてるんですよ。

 

例えば・・・

調剤は薬剤師だけに許されてるし、放射線検査は放射線技師にだけ許されてます。

その仕事はそれぞれの有資格者しか出来ない「専売特許」みたいなもんなんですよ。

いっくん
じゃあ検査技師の業務独占ってなんなの・・・?

検査技師では採血と生理検査だけになってます!

でもこの2つは検査技師以外の医療職でもできちゃうんですよね笑

 

検査技師は「看護師の業務範囲」を譲ってもらったもの

ちょっと話はそれますけど。

臨床検査技師の仕事って、数十年前は医師や看護師が行ってたものです!

 

それが忙しくて、手が回らない事を背景にして・・・

作業の代わり手として衛生検査技師(臨床検査技師)が誕生していった感じなんですよね。

 

そして臨床検査技師の業務は、実は看護師の業務独占から派生したものです。

だから看護師は、実は臨床検査技師の業務内容はすべてできます!

いっくん
あくまで法的にはOKって話ですけどね笑

しかしその逆はあり得ません。

検査技師の資格では、看護業務の中では採血ぐらいしか出来ません笑

 

だからハッキリ言えば国家資格としての効力はかなり弱いです。

その証拠に、現在の法律では国家資格が無くても検体検査はできちゃいますしね!

 

検査センターでは「無資格の責任者」がいる笑

検査センターでは、今でも「無資格の人」が普通に検体検査を担当してますし笑

検体を機械にかけて試薬管理やデータ管理までしても、法律的には全然OKなんですよ!

 

中には「無資格の役職者」がいて・・・

その部下に臨床検査技師がいるっていう、謎の施設もあるようですからね笑

 

検体検査は言わば無法状態ですよ。

それでも、昔と比べれば最近は整備されて大分マシにはなってきましたけどね。

 

地位の向上には明確な「業務独占」が必要?!

業務が法的な庇護を受けてない=地位が確立されない

検査技師の業務独占は「生理検査と採血」だということですけど。

 

多くの検査技師は、そこに国家資格の存在価値を見出してますけど・・・

いっくん
そんなのおかしいでしょ! 

ここで「生理検査と採血」について考えてみましょう。

 

・採血について!

まず採血について!

病床数が多いところは、外来採血は検査技師がやるのが主流にはなってますけど。

 

技師数の少ない「小~中規模病院」では、看護師が担当してるとこも多いです。

もちろん「病棟採血」は大前提で看護師が採りますしね。

 

さらに外来採血でも、負荷検査の採血はやっぱり看護師が主導だし笑

そう考えると採血は看護師がメインで・・・検査技師はお手伝いぐらいにしか感じられません。

 

・生理検査について!

次に生理検査について!

代表格の心電図は看護師でも普通にとれるし、判読だってできます。

 

それ以外の「脳波検査」「呼吸機能検査「聴力」「動脈硬化」「エコー検査」など・・・

法律的には看護師はすべてに対応できます笑

 

もちろん現場では検査技師が主導でやってますけどね! そうとも言ってられない現状もあります。

 

エコー検査に関しては、大学病院等では看護師がやってる施設もありますしね。

近年では腹部エコーを放射線技師がやるところも増えてきてます!

 

私の感想としては、放射線技師がやる腹部エコーはマジで効率的だと思ってます笑

 

CT検査をやった上で腹部エコーもやって、その両方をしっかり読み取れたら最強でしょ?

逆に私達は放射線検査はできないのでね・・・見事に仕事を奪われるだけですよ笑

 

「検査技師の業務」ってあまりにも弱くない?

こんな有様なんですよ・・・?

臨床検査技師だけにしかできないことは、現状としてゼロなんです笑

 

臨床検査技師の仕事は、法律的には看護師で全部カバーできるし。

だけどその逆は一切許されないワケです!

うちらが看護業務に手を出したら「医師法違反」で刑事事件になりますから。

 

業務独占とは話がまた違うけど、検体検査に関しても言えますよ!

病院によっては、看護師が救急外来で「血液検査」や「簡易検査」をやってますからね笑

検査技師の内容って、ぶっちゃけ誰にでもできますしね。

 

明確な業務独占が必要!

「医師、看護師、薬剤師、放射線技師」は明確な業務独占があります!

 

他のスタッフが手を出せない専門業務がちゃんと確立されてるんですよね。

だから医療職種としての優位性が保たれる

 

実際に現場で働いていても・・・

今挙げた職種は全て臨床検査技師よりも「上位」だと感じるしね。

 

本当に実務ができるかどうかの話は別にしても・・・

臨床検査は他職種でもカバーできちゃうっていう「法律的な脆弱さ」は問題です。

いっくん
ここに検査技師の「地位の低さの根源」があります!

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今後「地位は向上」していくのか?!

「検査技師の地位」を上げる策はあるのか?

今後は「臨床検査技師の地位は向上」していくのか・・・?

っていうところは、かなり気になる問題だと思います!

 

1つ言えるのは日本臨床検査技師会が地位向上を目指して色んな活動を進めています。

最近では「検体採取」を推し進めようとしてますよね。

 

まあこれについては賛否両論ありますけど笑

 

これがどういうものかというと・・・

これまで医師や看護師が行ってた患者検体の採取を、検査技師でも出来るように法整備をしたワケです。

 

検体採取を皮切りにして攻めていく

検体採取を業務に取り込むのには、否定的な意見が多いのは事実です!

だってどう考えても職員の負荷が増えますしね笑

 

でもこれも「中長期的な計画」なので、少しずつ臨床の場に検査技師が出ていって・・・

おそらくは、周りに恩を売りまくる作戦ですよね笑

 

そうやって「検査技師の貢献実績」を生み出して検査技師の立場を固めていく。

一見すると遠回りにも思えますけど。

 

いつかは検査技師の地位向上には役立つはずです。

今はしんどいけど地道に頑張るしかないんでしょうね笑

 

いっくんのまとめ

今回は、臨床検査技師の「地位の低さ」について考察しました!

 

検査技師が軽んじられる要因として・・・

「検査技師ならではの業務独占がない」のが大きく影響してるはずです。

 

今後そこが改善されていけば、地位向上も期待できるのかなって思いますね!

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2017.05.05