
どうも!いっくんです!
私はかつて知的障害者の入所型施設で働いていましたよ!
働いていた期間は4年ぐらいですけど、その間にスタッフが何人も辞めていくのを目にしました。
みなさんご存じの通り、知的障害者施設の仕事ってとにかくきついし過酷なので・・・
仕事を続けていくのってホントに大変なんです。
この記事では「知的障害者施設の職員が仕事を辞めたいと思う理由」を書いていきますね!
スポンサーリンク
【今回の目次】
知的障害者施設で働くスタッフはどんどんやめていく?

知的障害者施設の職員は辞める人が多い。
私はかつて「知的障害者の入所型施設」で働いていました。
一見すると知的障害者施設の仕事なんて凄く単調そうですけど・・・
知的障害者施設のスタッフには、仕事がイヤになって辞める人がたくさんいましたよ!
早い人であれば入職して1週間で辞めちゃったり、みんな見切りがめちゃくちゃ早い。
特に非正規職員はそっこーで辞める人が多いですよ。

どんどん辞めていく!
まず施設の職員として入職した方は、最初の3カ月にかなりの人が辞めていきます。
特に知的障害者施設ともなれば、初めて携わる人にとっては理想と現実のギャップが激し過ぎるのでね!
1、2回出勤しただけで来なくなる人もいます笑
最初の3ヶ月をクリアして1年以上続いた人は、なんとか3年目ぐらいまでは頑張って働けますけど。
そのタイミングでまた辞める人が多いんですよね。
精力的に頑張って働いてきた人でも、「私はこのまま施設で働いてていいのか?」って不安になるのがちょうど3年です!
きつい仕事内容に耐えきれなくなる。
知的障害者施設の仕事って単純労働だと思いきやそうでもないんですよ。
一人一人が強烈な個性を持ってる中で、それぞれに違った支援をするのでね。
そもそもスタッフの数が慢性的に足りてないので、流れを組み立てないと仕事は回りません。
スタッフがやめていく離職理由として、アンケートでトップなのは「人間関係」です。
コレはどの業種でも同じですけど・・・それ以外の部分として、知的障害者の施設は圧倒的な「3K職場」です。
「きつい・汚い・危険」、さらには給料も安いという過酷な環境があるため離職に繋がりやすいと考えられます。

スポンサーリンク
知的障害者施設の仕事:職員が辞めたくなる理由とは?

汚いのがムリで、私も何度もやめたくなった!
施設の仕事できつい事はたくさんあります。
利用者さんの「食糞」や「暴力」なんかは日常茶飯事だし。
噛み癖のある利用者に、肩を噛みつかれて病院に行った事もあります。
中でも自分にとっては耐え難かったのは「便いじり」をする利用者です!
1日に1~2回、大量のうんちを部屋や廊下の壁に塗り広げる人がいたんですよ笑
それを発見したら、清掃か入浴介助として対応しないといけません。
正直その場面に遭遇するたびに地獄みたい状況で、うんこまみれの爪で顔とか引っかかれた事もあります。
「利用者のうんこ対策」も家族からは許可が下りないし、出勤するたびに苦しめられました。
こんなの普通に生活してたらまず起こり得ない環境ですよね笑
こういった汚いのがムリで、何度もやめたくなりましたよ!
利用者さんは手がかかる人しかいない!

施設には家庭で面倒が見きれなくなった方達が入所するので、利用者は手がかかる人が集まってます!
家では面倒が見切れなくて施設に連れて来られた方達なので。
同居していても負担にならなければ施設になんて入れませんし、高いお金をかけてでも施設に入所させたい理由があるってことです。
家族から「あー、もう無理!これ以上うちでは面倒見きれない。」って判断されたワケですね。
家族がどんなに綺麗ごとで取り繕ったとしても・・・施設に入所させて自分の生活から遠ざけようとしてるんですよ。

手の掛かる利用者が選りすぐられて集まってるの、介護施設の職員には半端ない負荷がかかります!
無力感に襲われ続ける。
私は施設で働いていた間、もの凄く「不毛な感覚」に陥りました。
知的障害者の施設は、高齢や身体障害での介護とはまた違う独特の世界です。
利用者本人に口で注意しても、ほとんど意味がない。
例えば、利用者さんに何かを教えたいと思ったとして・・・
「1日に同じ事を100回伝えて、それを1年間続けても覚えてもらえない」っていう世界なのでね。
どんな世界でも時間と労力をかければ、多少は成果って見えますけど。
ここではそれが全く通用しません。
プラス要素が見出せなくて辞めたくなる
スタッフは利用者への支援を積み重ねたつもりでも、実は全く変化してない場合もある。
それって現実的に考えれば、費やした労力も時間もほぼ無意味ってことですからね。
やるせない気持ちになるのは当然です。

その中での過酷な仕事っていうのは精神的にはかなりきつい。
自分がやっている事に対しての「意味づけ」が難しくなってくるし。
このまま仕事を続けちゃいけないと思えてくる・・・!
そう思えてしまう日が来ると、辞めるまでは早いです。
だって踏みとどまって働くだけのプラスの要素が思い浮かばないですから。
知的障害者施設の仕事:続けるのはかなり大変。

綺麗事が通用しない世界!
綺麗事抜きで言っちゃうと「全然割に合わない」ですよ。
肉体的にも大変過ぎるし、働いてる側は知らないうちにメンタルまで蝕まれてくる・・・笑
施設で働くスタッフがメンタルを病んで辞めていくケースはホントにあります。
それほど仕事が過酷だという事ですよ。
ちなみに私は現在病院で臨床検査技師として勤めていますが・・・「施設の仕事の方が何倍もキツイ」って言いきれますからね笑
報われない介護の仕事
正直に言えば介護職にやりがいを見出すのはかなり難しいです。
モチベーションが維持しにくい環境の中でなんとか頑張ってみようとは思うものの・・・
その頑張りが成果や対価として全く報われません!
多くのスタッフは辞める時にこんな言い訳方をします。
「やりがいはあるけど、給与が低いから介護の仕事は辞める」って感じでね!
でもこれって綺麗な言い訳を作ってるだけだと思ってしまいます。
私には耐えられない環境だった。
私は今、総合病院で「臨床検査技師」として働いています。
もし障害者施設の介護職で、今と同程度の給与がもらえたとしても私は介護の世界には戻りません。
施設で働いてた時は、基本的にネガティブな事しか起こりませんでした。
ツラい環境の中では、モチベーションを維持できなくなります。

介護職を続けられる人を尊敬しています・・・!
介護の仕事は「心身共に強くて、思いやりのある人間」にしか勤まらないと思います。
そんな人材って貴重ですよね、本当に。
こんな大変な環境でも普通に働けてるスタッフは凄いですよホントに。
今頑張って働いている方は、あまりムリはしないで欲しいです!
油断するとスタッフ側が心身ともにやられますからね!

今回は、知的障害者施設で勤めるスタッフが離職する理由についてでした。
施設での仕事はホントにきついので、離職する理由は多々あります。
「続けるだけのメリットが何かあるのか?」って自問自答するような環境ですからね。
そんな中でも長く働いている人もいて、マジで尊敬です。
そういう人がもっと評価されて、待遇がよくなると良いんですけどね!
もし今の職場で働くことに限界を感じてる人は、今とは違った環境に転職するのもアリだと思います。
メンタルが破壊される前に、他の施設で頑張るのって悪いことじゃないと思いますよ!
働く時間や待遇が違うだけでも、状況は変わるかもしれませんしね。
求人サイトで気になる職場を調べてみましょう。