【知的障害者施設の更生施設】介護職員の仕事内容とは?夜勤がストレスです!

どうも!いっくんです!

 

みなさんは「知的障害者施設での仕事」ってイメージできますか?

たぶんよく分からない人がほとんどだと思います。

 

私はかつて知的障害者の入所型施設で働いていたのでね。

仕事内容について簡単に説明していきますね!

 

知的障害者更生施設の仕事内容とは?

知的障害者更生施設の仕事とは?

知的障害者施設の仕事ってイメージできますか?

「心身共にキツそうな仕事」っていう認識はあるかと思います。

 

私はかつて知的障害者の入所型施設で働いていましたよ!

入所型っていうのは、利用者はみんなそこで暮らしてるって事ですよ。

 

利用者は20代~60代の男女が分けられて住んでいて、そこで働く職員は利用者の生活支援を担当します。

利用者の食事や入浴介助といった、日常的な生活の介助がメインですね。

 

施設によってシステムは当然違いますが・・・私が勤めていたところの施設を1つの例として紹介しますね!

公式サイト

 

他にも色んな介助があります。

知らない人も多いと思いますが、施設の利用者さんは月~金曜まで「軽作業」をしています!

軽作業には障害の程度に応じた「清掃」「工作」「パン作り」などがあり、私たちスタッフはその支援を行います。

 

ちなみに利用者さんはサラリーマンと同じく「土日・祝」は休みとなってます。

休日にはスタッフが利用者さんを連れて買い物や散歩に出かけますよ!

 

それでは施設でのスタッフの仕事を「生活支援」「軽作業の補助」「夜勤」に分けて説明していきますね!

 

食事の介助について!

施設では利用者の食事介助がある

施設の仕事で必ず存在するのが食事介助です。

 

自分で食事ができる利用者さんは少数で、ほとんどの利用者はスタッフの監視や介助が必要でした。

男女別で小さい食堂で食べることになります。

 

食事の時間になったら食事が載ったワゴン車を取りに行って、配膳の準備をしますよ。

いっくん
イメージは小学校の給食と同じ笑

利用者は少しでも油断すると隙を見て食べようとするので、全部準備できるまでは利用者は一切立ち入り禁止です・・・笑

準備ができたら障害の程度や利用者同士の相性を考えて、順番に食堂へ呼びます。

 

呼ぶ順番はかなり大事でした。最初から障害が重度の人を呼ぶと一気に流れが悪くなるし・・・

利用者同士で仲が悪い人を遭遇させると、そこでバトルが始まるのでね笑

いっくん
もはや食事どころじゃないカオスな状態になります!

食事介助のポイント!

利用者さんに手洗いさせたら、食事がスタートします。

 

自分で食器を使えない人には、職員が付きっきりで食べさせてあげますよ!

食事介助って、それ自体は難しいものじゃないですけど。

 

利用者によっては咀嚼したものをわざと吐き出したりするので。

そういう精神的な攻撃は、最初はけっこーキツいかもしれません笑

 

しかも「吐いたのをまたかき集めて食べる」のとかマジでヤバい・・・!施設で働くとそういう衝撃的なシーンが見れます笑

 

自分で食事ができる人でも、人の食事を盗もうとするので監視は絶対必要です。

食事が終わった人から順に食堂から出てもらって、全員食べ終わったら食器を片付けて終了です!

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入浴介助は重労働!

入浴介助もあって、私はこれがかなり嫌いでした!

何故かというと、すげー重労働だからです・・・笑

 

夕方の16:30頃に、入浴介助は始まります!

まずは脱衣所に「障害が軽度な人」から順番で呼んでいきますよ。

「服を脱がせてあげる係」

「中で利用者の身体を洗ってあげる係」

この最低2名が必要です。

中で利用者の身体を洗う時は、自分自身も「水着」に着替えますよ・・・!

 

自分で身体を洗えない上に、シャワーを浴びるのが嫌いな利用者さんはマジで厄介です笑

全力で逃げようとするのを抑えながら体を洗っていくのでね。

 

もちろん、他の利用者の様子もずっと監視しながらやってるわけなので大変です。

いっくん
すげーハードなので、冬場でもやる度に汗だくになります笑

利用者の軽作業の補助について!

清掃作業:施設内をホウキで掃除します

清掃を担当するのは日常動作も出来て意思疎通もとれるけど、あまり高度な作業は出来ない人達です!

 

施設の中をホウキで掃除していきますよ。

人によってはモップも使ってもらいますけど、ホウキよりも扱うのが難しいので使える人は限られます!

 

ちなみに自分から掃除できる人はほんのわずかで、実際にはほとんどが「ボーっ」とただ手を動かしてるだけ笑

スタッフがそれに対して指示をすることで、なんとか成立させてる感じです。

 

工作:販売用の作品を作ります。

工作は基本的に絵を描いたり、遊び半分で「作品」を作ります。

 

これも障害の程度に応じてクオリティーは様々で、中には販売用の作品を作る場合もあります!

そういったものは施設での催しとかで、激安の値段で販売されます。

 

工作に関しては、スタッフは一連の流れを優しくフォローしてあげる感じですね。

 

パン作り:パン作りの一部を担当!

普通に会話が成立できるようなホントに障害が「軽度」の利用者さんに関して・・・

「パン作り」に参加してもらう事があります!

 

街中でもたまに見かけると思います。

「ここのパンは障害者施設の方が作ってます」って感じのやつですね!

 

ああいうパン作りが出来るのは障害が軽度でコミュニケーションが取れる方達です。

 

もちろんパン作りのメインは健常者のスタッフです・・・

作業の一部を、障害の程度に合わせて割り振ってもらう感じですね!

いっくん
少額ですが利用者に対して賃金も発生しますよ。

ちなみに正直な話をすると・・・私はかつて障害者の人が作った「パンやクッキー」は食べれませんでした。

当時は知的障害者に対して偏見があって「汚そうだな」って思ってたんですよ。

 

それが施設の仕事に飛び込んでからは、まったく気にならなくなりました笑

ネガティブなイメージを持ってる人に伝えたいのは、販売されているパンは衛生的にはまったく問題ないってこと。

 

純粋に気持ちの問題だと思いますよ。

 

夜勤はけっこーキツいです!

夜勤がマジできつい!

入所型施設の仕事には「夜勤」がつきものです。

 

大体17時からスタートして翌朝の9時ぐらいまでで、16時間拘束ですね!

夜中は仮眠はできるけどそれでもハードだし、昼夜逆転するから心身にかなり負担があります笑

いっくん
これが原因で辞めていく人もいます笑

夜勤では利用者の生存の確認をする義務があります。

必ず利用者さん全員が呼吸をしているかどうか確認をして、その記録をとります。

 

稀に利用者がトラブルを起こして困る事もありました笑

利用者数名が夜中に目覚めて叫び始めた時には帰ろうかと思ったしね。

 

暗がりの施設は不気味な世界観で、夜1人で夜勤するのってけっこーメンタルにきます。

 

朝に利用者さんを起こすのも一苦労!

朝になったら、利用者さん全員を起こさないといけません!

 

簡単そうに聞こえますけどかなり大変ですよ。

起こしたつもりでいても二度寝とか普通にされますからね笑

 

朝はとにかく時間との闘いで、それぞれの利用者さんの体温を測ってパジャマから普段着に着替えさせる。

たった1人で30人分ぐらいやらなきゃいけないので当直明けは色々忙しいです笑

 

健常者でも「寝起きに機嫌が悪い人」ってたくさんいるワケで・・・知的障害者の方達だってそれは同じ事ですし!

 

早番のスタッフが出勤したら朝ご飯の準備を始めるので、それまでには全て終わらせるのがノルマでした!

あと「当直日誌」といって、夕方~朝までの利用者全員の様子を書かないといけません。

 

それを全て書き終わってから、やっと帰宅できます!

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いっくんのまとめ

今回は、知的障害者の更生施設での仕事内容についてでした・・・!

 

一言で言えば生活支援なんですけどね。

その中に軽作業があるのを、知らなかった人も多いんじゃないかと思います!

 

利用者さんはただ施設で寝泊まりしてるだけじゃないんです笑

理想は利用者さんが自立に近付くことなのでね、スタッフはそれを支える存在です!


介護福祉系で仕事を探してる方は、介護に特化した就職支援サービスで調べてみましょう。

きっと気になる求人が見つかるはずですので。

 

施設の仕事に向いている人は、ぜひ頑張って働いて欲しいです!

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