
どうも!いっくんです!
私は不妊治療のクリニックで勤めていました。
患者さんからよく質問されたのが、精液検査と排卵日前の「禁欲期間」です!
「期間は長い方がいい?それとも短い方?」って感じでね。
一体どれぐらいがベストなのか説明していきます!
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【今回の目次】
不妊治療の現場では、禁欲期間についての質問が多かった。

私はかつて不妊治療のクリニックで勤めていました。
その時に、患者さんから色々な質問を受けてましたよ!
中でも特に多かった質問が禁欲期間に関してです。
「精液検査の禁欲期間ってどれぐらいがベスト?」
「排卵日前の禁欲期間は?」
確かにこの2点は、男性にとってはめっちゃ気になるポイントだと思います!
私も最初は分からなかったから気になったし。
患者さんの中にはけっこー間違った思い込みをしてた人もいたので、今回の記事を参考にして下さい。
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精液検査では、禁欲期間はどれぐらい必要?

禁欲期間は長い方がいいのか?
これは男性不妊外来を受診する患者さんから本当によく質問されました!
患者さんの中には古い言い伝えを信じている人もいて・・・笑
「長く溜めればそれだけ精子が濃縮されて良い」って思っている人もいましたね。
10日以上も禁欲してくる人もいましたけど笑
溜めすぎるのも精液検査にはよくないんです!
溜めすぎても質の悪い精子が多くなるだけ
禁欲期間が長いと、精液中に含まれる精子の数は多くなりますけど・・・

めっちゃ禁欲期間が長い状態で検査すると・・・
死滅した精子や運動率が低い精子も多く含まれるようになります!
これじゃ精液検査しても正しく評価できませんのでね。
禁欲期間のベストは?
ちなみに正解は「2~3日」がベストだと思って下さい!
禁欲期間は短い方が新鮮で運動率も高い精子が認めやすいのでね。
これくらい短いスパンの方が良いんですよ。
精液検査はあくまで妊娠を目標とした上での検査なワケだし。
運動率がちゃんと正確に評価できるように、守っていきましょうね!
禁欲期間は「1日じゃダメ」なの?
ちなみに禁欲期間はどうして1日じゃダメなのかって気になりますよね?
これはイメージしてもらうと分かると思うんですけど・・・
欲期間が1日だと「MAX」よりも少ない可能性があるんですよ。
でもほとんどの人は2日もあれば、精液量はMAXまで満たされるのでね。
だから禁欲期間は2日か3日が推奨されてるんです!
まあ検査そのものは、禁欲期間が最低24時間あれば一応はやってくれるはずです。
スタッフとしては「最低2日は溜めてきて・・・!」ってのが本音だけど笑
妊活中、妻の排卵日前はどれぐらい禁欲すべき?

排卵日前はどれぐらい禁欲すべき?
患者さんからあった質問は検査だけじゃないです。
「妻の排卵日前は暫く禁欲した方が良いですか?」って聞いてくる方も沢山いました。
これについても検査と一緒で「2~3日間」だと思って下さい!
禁欲期間を長くすると精液量や精子数は増えるけど・・・「古くなった精子」の割合も高くなるのでね。
数が多くても精子の質が悪ければ、目的の「受精」には役に立たないわけですから!
筋トレと一緒です!
検査とは違って、排卵日の時は前日に射精してても問題はないですからね。
たとえ精液量が少し減ってもその分フレッシュな精子が多くなるので。
なにより、造精機能にとっては頻繁に射精するのが大事です!
身体も次の射精に備えようとして、造精機能そのものが高まっていくんですよ。
筋トレみたいなイメージを持ってもらえればOKです笑
つまり逆に使わなければ、どんどん機能は衰えていくわけですね。
意識し過ぎもよくないかも?
禁欲期間など意識するあまりに、「ED」になる人がけっこーいます。
「排卵日のプレッシャー」を感じまくってそうなってるんですよね。
不妊治療で来る患者さんで、EDに悩んでる人はけっこー多かったです!
排卵日を意識し過ぎて「こじらせる」くらいなら、自然に身を任せてた方が良いと思います。
だって気にしすぎてEDになって、今度はED治療するとかいったら本末転倒ですからね。
妊活においては、2~3日の禁欲期間とか意識しない方がいいかもしれません!

今回は精液検査でよく質問される「禁欲期間」についてでした。
精液検査を受ける前の禁欲期間は2~3日がベストです。
そして排卵日前は、禁欲期間は長くなり過ぎないようにしましょうね!
基本的に造精機能にとっては・・・
溜める事は「デメリット」で、出す事には「メリット」が多いですよ!