精索静脈瘤手術を日帰りで受ける方が知っておくべき情報を教えます!【手術当日や前後の流れまで解説】

どうも!いっくんです!(@ikkun_blog

 

不妊治療のために精索静脈瘤の日帰り手術を受けようと考えている方へ!

手術に向けての流れとか、イマイチ分からなくて不安ですよね?

 

不妊治療のクリニックで勤めていた私が、手術の流れを分かりやすくまとめましたよ。

手術の前後1カ月の流れや手術当日の内容など、現場でしか分からない内容をまとめたので参考にして下さい!

 

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【今回の目次】

精索静脈瘤手術とは?

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男性不妊治療として有効な精索静脈瘤手術!

男性不妊の原因として近年話題になってるのが「精索静脈瘤」です。

 

造精機能(精子を作る機能)を悪化させる原因の1つで、触診や超音波検査で発見できる疾患です。

普通に生活する分にはほぼ支障のない疾患です。痛みや違和感が強い場合は、それを取り除くために手術する人もいるけど少数です。

 

精液検査の所見が悪い男性不妊症の方で精索静脈瘤が見つかった場合には、手術が推奨されます!

実際近年は男性不妊治療を目的として、精索静脈瘤の手術をやるケースが多くなってますね。

 

日帰りの精索静脈瘤手術が人気です!

精索静脈瘤の手術は、日帰りと入院の2パターンがあります。

 

入院手術だと全身麻酔をするので数日間は入院が必要です。

普通の病気で入院手術するなら会社にも納得して貰えますけど・・・「不妊治療で数日会社を休む」って、なかなか言い出しずらいですよね?

 

日帰り手術なら手術が終われば歩いて家に帰れる気軽さがメリットです。

そのため人気があるのは入院しなくて済む日帰りの精索静脈瘤手術です!

 

日帰り手術当日は、トータル2~3時間で帰れますよ!

日帰りで「精索静脈瘤の低位結紮術」を行うとして、当日の流れがどうなるか気になりますよね?

事前の手術説明だけでは正直分からない事だらけで不安だと思うので、私が元スタッフの立場で簡単に説明しますね。

 

日帰り精索静脈瘤手術の時間は、施設にもよりますけど「片側の精索静脈瘤で2時間」「両側なら3時間ぐらい」です。

そして手術が終わったら、1時間くらいベッドで横になってもらいます。

 

手術後は「出血は止まってるか?」「血圧が高過ぎたり、低過ぎないか?」「痛みは大丈夫か?」といったポイントをチェックします。

最終的に医師がチェックしてOKが出たら帰宅になります!

 

手術を受ける時は誰だって不安に感じると思いますけど・・・この日帰り手術はそんなに心配はいりませんよ!

多少の痛みはあるけど、人によっては手術後にそのまま仕事に行っちゃってるぐらいです笑

 

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精索静脈瘤手術が決まってから当日までの流れとは?!

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手術について看護師から説明を受けます

不妊治療の専門医から「精索静脈瘤手術をした方が良さそうですね」って言われたとします。

 

そうなったら実際に受けるかどうかは別として、スタッフから手術説明を受ける事になります!

パートナーも診察に付いて来ていれば、ぜひ一緒に聞いた方が良いですよ。

 

手術説明の内容がどんなものかというと・・・

「精索静脈瘤について」

「手術の効果」

「手術前の検査」

「手術当日の流れ」

「抜糸や消毒」

一通り説明が終わったら、最後に「手術同意書」を渡されますよ。

同意書は説明されたその日に書くようなものでもないので、自宅に持ち帰って家族と相談して納得できればサインをしましょう。

いっくん
ほとんどの人は一回家に持ち帰って考えてから提出しにきますよ! 

もし説明を受けてる時に、分からない事があったらスタッフに聞いた方が良いですよ!

手術について質問するのは後でも出来るけど、一番ナチュラルに聞けるのはこの時ですからね。

 

後々の不安を取り除くためにも、家に帰ってから「あれ?これってどういうことなんだろ?」ってならないようにしましょう笑

 

手術が決まったら手術前検査の予約を取ります。

手術を受ける事が決まったら「手術前検査」の予約を取ることになります。

 

手術前には基本的な検査として心電図や血液検査などを受ける必要があるんですよ。

血液検査では「貧血じゃないか?」「血の止まりやすさは普通か?」「肝臓や腎臓の状態は良好か?」といった事を調べます!

 

手術の時にはメスや電気メスを使って、皮膚や筋肉を切り開いていくので少量ですけど出血します。

もし血液が全然止まらない患者さんだと、止血が大変だったりするので笑

 

この検査結果を見て手術を受けて大丈夫な状態かどうか判断するために手術前検査をやるワケです!

よっぽど異常があれば手術が出来ない場合もありますけど・・・この手術でそんな患者さんは見たことありません笑

いっくん
身体への負担が少ない手術だし、検査結果でNGが出る方はいませんでした。

手術前検査は手術予定日に近いタイミングで行う!

ちなみに手術前検査って、いつ受けてもいいわけじゃないですよ。

 

もし「手術の半年前に受けたいです!」って言ってもそれは不可です。

できるだけ手術予定日に近い時期に検査をして、直近の状態を知りたいので。

 

検査から手術までの期間が開きすぎたら、その検査結果は参考にならないと言えます。

いっくん
手術1カ月前から、手術1週間までの間に受けるのがベスト! 

精索静脈瘤手術:当日の流れやポイント!

手術当日は受付してから手術室へ!

手術当日は受付を済ませたら、しっかり本人確認した上で手術室に案内します。

 

体温や血圧の測定をした上で、看護師からいくつか質問を受けることになります。

「今の体調はどうですか?」

「薬を使ってアレルギーとかが出た事はありませんよね?」

手術前の体調をしっかりチェックした上で手術室へと入っていきます!

 

手術室に入ったら服を脱いでもらって、上は半そで(点滴があるため長袖はダメ)で、パンツを抜いでもらいます。靴下は着脱どちらでもOK。

手術部位の消毒をするまで股間はタオルで隠してもらってOKですけど、ここからずっと下は裸の状態です。

 

手術開始すると、長くて2~3時間はトイレに行けなくなるので、手術準備の前におしっこはしておきましょうね!

 

血圧や体温を測定してから、点滴を入れます!

服を脱いだら手術台の上に寝てもらいます。スタッフはどんどん準備を進めていきますよ!

 

まずはバイタルの測定として、体温と血圧を測ってコンディションを確認します。

そして続いて点滴を入れていきます!

点滴の中身は生理食塩水ですけど、ここに抗生物質も入れて感染症が起こらないように対策していきます。

 

もし手術中に万が一急変した場合には、点滴のルートから薬品を追加投入する事もできますし。

いっくん
まあ急変するような手術ではないですけどね笑

剃毛(ていもう)していく!

次にやるのは「剃毛」です。

手術するところのソケイ部の陰毛をシェーバーで剃っていきますよ!

 

片側の精索静脈瘤の手術なら片側だけが剃られて・・・両側を手術する時は「全剃り」だと思って下さい笑

しっかり剃らないと手術する時に支障が出るので、スタッフが念入りに剃っていきますよ!

いっくん
女性スタッフが剃る時には、お察しの通り反応しちゃう患者さんが多い・・・!

手術部位の消毒を受けます!

みなさん「ヨードチンキ」って見た事ありますかね?

独特な臭いのする茶色っぽい消毒剤で、例えるならガラガラうがいする時の「イソジン」がそれです。

 

昔は一般的にもポピュラーな消毒として使われていましたけど、今でも医療機関での消毒に使われています。

アルコール消毒と違って痛みや刺激が少ないのが特徴です!

 

剃毛した後の手術部位を中心として・・・「臍の下から太もも」まで、広範囲にイソジンで消毒していきますよ!

たっぷりの塗り広げたら乾くまでしばらく待ちます。

 

乾くと「ひんやり冷たくなる」ので、寒かったらスタッフに言って空調を調節してもらいましょう!

 

手術前の最終準備!

そして手術前の最終準備に入ります。

 

腕には血圧計が巻かれます。

これは決められた時間ごとに自動で血圧測定する設定にされてるので、手術中も何分か置きに測定されますよ!

 

指先にはパルスオキシメーターという器具が付けられ、体内の酸素が足りてるかどうかをこれでチェックします!

いっくん
手術は体調の変化をちゃんと確認しながら進むのでご安心を!

また、手術中には電気メスを使用していくのでね。

安全に通電させるのに必要となる対極板という板を、肩の下に敷かせてもらいますよ。

 

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精索静脈瘤手術の流れはこんな感じ!

医師が登場して手術スタート!

いよいよ医師が手術室に入ってきて手術が始まりますよ!

 

手術は大原則として「無菌的」に行われなければいけません。

肉体にメスを入れるワケですから、感染を起こさない様に手術に立ち会うスタッフは清潔操作を意識します。

 

医師が帽子とマスクを装着して、手~肘までしっかりと洗った後に滅菌された手術用手袋を装着します!

そして清潔に保たれた手術機材を使って手術スタートです!

 

皮膚に麻酔を打っていく!

まず最初に患者さんの身体の上に「ドレープ」という清潔な青い布をかけます。

(患者さん曰く、これをかけられた時に手術されてる感が出るらしい笑)

 

そしてソケイ部に「キシロカイン」という麻酔を打っていきます!

実はこの麻酔をする瞬間がけっこー痛くて、針を刺した時の痛みと、麻酔がじわっと浸透する痛みがあります。

いっくん
この痛みは防ぎようがありません笑

ちなみに、キシロカインの麻酔効果は1時間以上はあります。

少しずつ効果が弱まるので、もし途中で痛みが出てきたら足してもらいましょう!

 

日帰り手術は局所麻酔なので、最期までずーっと意識のある状態で進んでいきます!

 

メスと電気メスで切開していく!

痛みを感じなくなったら皮膚をメスで切開していきます!

皮下組織まで達したら、電気メスに持ちかえてさらに切開していきます。

 

電気メスを使う時には「ジージー・・・バチバチ!」って感じの音がするのでびっくりするかもしれません笑

いっくん
ジージーは「通電」した時の音で、バチバチいうのは組織を「焼き切る」時の音!

ちなみに電気メスは切るだけではなく、モードを変えれば止血もできる便利なアイテムです!

 

精索を身体の外まで引っ張り出す!

静脈瘤が存在する精索が見えてきたら、精索を体外に引き出す作業にうつります!

 

まず筋鈎という専用器具を使って切開した部分を引っ張って中がよく見えるようにします。

そして組織の中に埋もれてる精索を、器具を使って掴んでグイッと体外に引っ張り出します。

いっくん
引っ張る瞬間は顔をしかめるぐらい痛いです笑 

ちなみに手術中に痛いのは「最初の麻酔」と「精索を引っ張る時」だけですよ。

 

もし痛かったら「痛い!!」って叫んでくれれば、スタッフが追加で麻酔します。

追加の麻酔をする時は最初と違って全然痛くないのでご安心を。

 

医師が静脈を糸で縛って、切っていく!

精索静脈瘤の手術は、静脈を結紮することで治療します。

結紮ってどういうものかというと・・・手術用の糸で静脈を2か所縛って、その真ん中のところをハサミでちょん切る感じです!

 

「静脈を切る」って聞くと、めっちゃ出血しそうなイメージですけど・・・笑

すでに血管は縛られてて血流が止まってるので出血はないです。

 

出てきた精索から動脈やリンパ管はよりわけて残しつつ、ひたすら静脈だけを結紮していきますよ!

精索には太さも様々な静脈がたくさんあります。医師は手術用の顕微鏡をのぞいて、1つ1つを根こそぎ切っていきますよ。

 

患者さんから「すべての静脈を切っても身体は平気なのか?」っていう質問をよくされますが、大きな問題はありません。

これまでと違ったルートで血液は流れるので健康には特に支障ないと思ってください。

 

あと結紮に使う糸は、時間をかけて体内で吸収されるので心配いりません。

 

精索を体内に戻して縫合します!

無事にすべての静脈を結紮し終えたら、体外に出していた精索をまたソケイの中に戻します!

 

あとは縫合していくだけです!

皮下組織から縫って、皮膚の縫合をしたら手術は終了です。

 

手術後は安静にして様子を観察します

手術が終了したあとは、1時間くらいはベッドで横になってもらいます。

手術箇所にはガーゼをして上からしっかりテープで止めます。出血とかが無ければOKです!

 

ちなみに手術部位の周りのイソジンは、スタッフが綺麗に拭いて落としますよ。

1時間経った頃に体調が問題ないかチェックします!血圧にも変化が無くて患者さんも大丈夫そうであれば点滴を抜きます。

 

痛みのコントロールをして帰宅!

手術が終わってからけっこー痛みを訴える人は多いです。

 

それは当然っちゃ当然のことで、最初にやった麻酔がちょうど切れてくる時間なんですよね。

痛みが強い場合には、痛み止めの「ロキソニン」や、痛みが強い時には「座薬の痛み止め」を投与しますよ!

 

手術後数日間は止血のために「サポーター」を履いてもらいますけど・・・

これはかなりタイトな作りの、ピッチピチなパンツです笑

これを履かないと内出血が進行して「青アザ」になる可能性があるので、違和感があってもしっかり履きましょう!

 

医師が最終チェックして、問題無ければ帰宅できます。

いっくん
静脈瘤は取り除かれたので、あとは造精機能が回復するのを祈るだけです!

手術した後の生活はどうなる?気になる痛みは?!

手術後は日常生活はOK、でも安静に!

手術が終わった後は、「激しい運動」はしないようにしましょうね。

 

例えば「筋トレ」とか「重い物を運んだり」とかね。

普通に考えて、傷口に負荷がかかりそうなことはしないで下さい笑

 

でも「日常動作は問題ない」のでね!階段の上り下りや家事をするのはOKです。

 

あと患者さんには「当日は仕事は休んだ方がいいと思います」って伝えますけど・・・

いっくん
けっこーな割合で患者さんは言うこと聞きません笑

「午前中に手術、午後に仕事」って感じで、ムリする人が普通にいます笑

でもそれはマネしない方がいいです、さすがに手術当日はゆっくりすべきですよ。

 

ちなみに当日は風呂には入れませんがシャワーはOKです!

 

手術後の痛みはどうなの?!

手術直後は手術部位に打った「麻酔」が効いてますけど。

ベッドで安静にしてもらってる間に、麻酔も切れてきますからね。

 

だから「痛み止め」を処方しますよ!

飲み薬としては「ロキソニン」を出すところが多いので、これを飲んでもらいます。

 

ロキソニンを飲んでも、さすがに手術当日は痛いはずなので・・・

いっくん
「座薬の痛み止め」を使うと、即効で効きます!

痛みに関しては、けっこー個人差もありますけど。

普通は手術してから数日間は「痛みや違和感」が続くのでね。

 

痛み止めでうまくコントロールしていく感じです!

基本は最初の1日目を「飲み薬と座薬」で乗り切っちゃえば、後は平気みたいですけどね。

 

精索静脈瘤手術の翌日以降はどうなる?!

手術翌日には消毒に来てもらいます

手術した翌日にクリニックに行きますよ!

そこで傷口の状態のチェックして消毒を受けましょう。

 

これは超大事なので、都合を調整して必ず受けましょうね!

 

時間は5分もかからないです。待ち時間がどの程度かは分かりませんけど笑

もし何か疑問があったら、この時に先生に質問しましょうね。

いっくん
くれぐれもドタキャンだけはしないように!傷口が化膿しても知りませんよ・・・ 

1週間後ぐらいに抜糸します

1週間後に抜糸となります!こちらも消毒した上でハサミで糸を切っていきます。

糸を切る時は若干チクって痛みます。時間としては10分かからないですよ!

 

1カ月後に手術後初めての精液検査!

手術を受けた場合は、手術後1カ月後ぐらいに精液検査をする事になります。

 

手術後の変化を確認するために、その後6カ月間ぐらい精液検査を繰り返し行うことになりますよ!

どんどん改善していければ嬉しい限りです!

 

男性不妊検査の記事はこちらにまとめてあるので、参考にしてくださいね。

 

いっくんのまとめ

今回は、精索静脈瘤手術の流れについてでした!

 

精索静脈瘤の手術は、男性不妊に悩む多くの方が興味を持ってるはずです。

手術当日や前後の詳しい流れってあんまり掴めないのが普通ですけど・・・

 

ここまで読んでいただいた方はかなりイメージが湧いたと思います。

もちろんすべての医療機関が同じ流れではないですが、1つの参考にはなると思いますよ!

 

この記事で少しでも不安が取り除けたらと思います!

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2018年3月25日